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心、波立つ。 ページ38

平助やそのほかの皆が良しとしたために、彼女は俺たちと一緒に飯を食うことになった。



俺は・・・・・彼女が入ってきた瞬間、勢いよく立ちあがっていた。

雪「っ・・・?」

申し訳なさそうにしている彼女に俺はニコリと笑って膳を持って部屋に戻った。

笑えていたはずだ。だって彼女に恨みはないんだから。




部屋に一人座って飯を食べる。


ああ、きっとめちゃくちゃ嫌な奴に見えんだろうな。俺。

やけになって飯をかき込んだ。


ス・・・っと戸の開く音がして、人影が目の端に映る。


「・・・?」


沖「一緒に食べない?」

は?

「え・・・ちょ・・・え?」

沖「だめ?嫌ならいいんだけど。」


「待ってください・・・っ」


俺の答えも聞かず、早々に戸を閉めようとする沖田さんを止めた。

沖「何?」

クスクスと笑う沖田さんの顔は、完全にいたずらっ子そのものだった。
憎めないところがまた嫌だな・・・・

「・・・一緒に・・・ご、ご飯・・・食べてもらえますか・・・?」

どかっと顔がほてるのを感じた。


あー、もー、この人はっ!!




俺の部屋で二人、飯を食い終わった後、沖田さんの質問が俺に刺さった。

沖「何であの子を避けてるの?」

「それは・・・」

おそらくこれが本題なんだろうな。うん。


沖「綱道さんのしていたことは知らないらしいから避けなくてもいいんじゃない?」

僕はどうでもいいんだけど、と沖田さんは付け足した。


「・・・そうなんですけど・・・」


綱道の仲間は皆殺しにしてやるとは思ってないし・・・

俺の目的は綱道一人なわけだし。

ただ・・・あの子を殺してしまうんじゃないかって不安なんだ。

でもこの気持ちを打ち明けたところで・・・なんか怖いんだ。

幻滅されやしないかって。



沖「言えなそうならいいよ?そこまで聞きたいことでもないし。」

「俺は・・・・」


俺は、口を開いた。

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設定タグ:薄桜鬼 , 壬生浪士組 , 新選組   
作品ジャンル:アニメ
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付雲さくや - すみません…失礼します。 龍之助は『伊吹』ではなく、『井吹』です。 (2018年3月17日 21時) (レス) id: 3d0c4baa71 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます!うれしいです☆ (2013年11月8日 21時) (レス) id: babb1f1075 (このIDを非表示/違反報告)
ソラウ - すごく好きな主人公さんです♪続きがすごく読みたくなります! (2013年11月8日 21時) (レス) id: cc1ae89777 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります♪ (2013年10月20日 18時) (レス) id: 512126c44c (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 面白かったです♪続き楽しみです^ ^ (2013年10月20日 14時) (レス) id: 7bfc1ac2a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心音桜花 | 作成日時:2013年10月5日 21時

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