薄桜鬼 宵闇に溶ける

時間３ ページ26

え・・・？話したことはあるか・・・？

そんなには話しませなんだ。

なにしろ沖田さんの使いっぱしりで、しかも屯所にいるときは幹部連中といるか
自室に籠ってるってんですから。

ただ、時々庭で素振りの練習をしているときがありまして、しゃべったような気がします。

そいでも、今日はいい天気だ、とかそういう意味のない話ばかりしていたのでとくにありませんやな。






あんたによく似た男だった気がする。
何、顔のきれいな男でしたからね。ほめてんですよ。

腰くらいまで伸びた、長い髪を高ァく結いあげていました。
前髪は長いほうでして、顔に影を落としていましたっけ。




どっかからひょいと出てきては、コロコロと表情の変わる面白いやつでしてね。

沖田さんにも気に入られていたと思います。
２人とも仲が良くて、見ていてあったかくなりましたですよ。

時間４→←時間２

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す