詫び文句 ページ23
俺が広間に顔を出すと土方さんが話し出した。
土「こいつの顔も元に戻ったことだし、一杯飲みに行くか」
広間が一瞬で明るくなる。
藤「おっ！土方さんいいこと言う！よっしゃー！！！飲むぞー！！」
藤堂さんがはしゃぐ。
お酒、好きなんだなあ・・・
永「なんだよ土方さん、飲みに行くんならあんたでも飲める酒、探しておいたってのに」
土「大きなお世話だ。俺はな、飲めねえんじゃなく飲まねんだよ」
原「そうと決まりゃ、Aの快気祝いってことで俺らはただ酒か。一応礼を言っとくぜA。な、斎藤」
斎「ああ」
「あははは・・・」
各々で喜ぶこの人たちが、人を斬るなんてな。
俺もまあ、人のことは言えないけど。
沖「君ってお酒飲めるの？」
「いや・・・飲んだことないですし・・・」
沖「そう。気を付けるんだよ、悪いおじさんたちが無理やり飲ませようとするから」
「え？！」
永「総司！おじさんとはなんだ！それにあれは良心でだなあ！」
その言葉に沖田さんはくすくすと笑う。
沖「新入り隊士の口に無理やり酒瓶を突っ込んだのが良心ですか？」
永「弱ぇ奴が悪いんだよ！ま、俺は酔ってて覚えちゃいねえけどな！」
大笑いしている永倉さんに俺は本気でおびえた。
すると原田さんが俺の頭を撫でつつにっこりと笑った。
原「大丈夫だよ、飲んじまえば平気だ。記憶がすっぽ抜けて終わりか吐くか、それか
ケロッとしてるかバカになるか、だからな」
原田さん怖いです。
「原田さん、見るからに強そうですもんね、お酒」
原「ん？ああ、そうでもねえよ・・・って原田さんなんてやめろ、左之でいい」
「え・・いえあの・・そんな・・」
いやいや、そんなふうに呼ぶのはちょっと
原「いいんだよ。俺がいいって言ってんだからそう呼んどけ」
「じゃあ・・・左之さんで・・・」
原「それでいい」
藤「あー、左之さんずるい！じゃあA俺のことも平助って呼べよな！
俺はお前のことAって呼んでるんだし呼び捨てでいーよ」
ここで断るのはダメだよな・・・・
・・・ほんとにいいのか？
「へ・・・い・・・すけ・・？」
でいいんですか？
藤「そーそー！！！やっぱそっちのほうがいいな！んじゃそういうことで！」
沖「はいはい、おしゃべりはこのくらいにして、さっさとご飯を食べちゃいましょうねー」
「は、はい」
俺は、少し冷めた朝食を口に運んだ。
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付雲さくや - すみません…失礼します。 龍之助は『伊吹』ではなく、『井吹』です。 (2018年3月17日 21時) (
レス) id: 3d0c4baa71 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです☆ (2013年11月8日 21時) (レス) id: babb1f1075 (このIDを非表示/違反報告)
ソラウ - すごく好きな主人公さんです♪続きがすごく読みたくなります！ (2013年11月8日 21時) (レス) id: cc1ae89777 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります♪ (2013年10月20日 18時) (レス) id: 512126c44c (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 面白かったです♪続き楽しみです^ ^ (2013年10月20日 14時) (レス) id: 7bfc1ac2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音桜花 | 作成日時：2013年10月5日 21時
