黒バスなキミを、レンタルしたいっ！！extra story《もっともっとレンタルする？》【黒子のバスケ】

ー２ー ページ14

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　＿＿ピンポーン♪




貴「………ん？誰か来た」




　問題集を解いていたらインターホンの音が
　聞こえてきた



　けど、まぁ居留守使えばいいか……





・





　＿＿ピンポーン＿＿ピンポーン




貴「………」



　しかし、一向に鳴り止む気配はない



　短くため息をついて私はイスから立ち上がっ
　た





・





　＿＿ガチャ




貴「はい、どちら様……？」



　「お、なんややっぱり居たんか。あと少しでわし帰る所やったで？」



貴「……はい？」




　ドアを開けるとそこには眼鏡をかけた黒髪の
　男の人が立っていた



　………なんだか怪しい。



　そう思った私は開けた扉を再び閉めようと
　ドアノブに手をかけた





　「ちょ、ちょっと待ちいや！！怪しい人ちゃうって！」


貴「っ！？」


　

　ドアをガッとつかまれて思わず身を引く



　「あー……すまんすまん。驚かせてしまったみたいやな」


貴「……あなた誰ですか」


今吉「わしか？わしは『レンタル彼氏』の今吉って言うねん。これからよろしゅう頼むわ
A」


貴「レンタル彼氏……あっ！！」





　私の表情を見て男の人……今吉さんが口角を上 げる





今「やっと理解してくれたみたいやな？大丈夫安心してええよ、いくら高校生といっても手抜いたりはせえへんから」


貴「あ……いや。私…」


今「自分の意志でレンタルしたんじゃないんやろ？それでもまぁわしからしてみれば仕事やからな〜。と言うわけで上がらせてもらうで」


貴「え！？ちょっと待って下さいよ！」




　私が止めるのも聞かずにツカツカと今吉さん
　は家に上がってきた



　………どうしよ。



　警察呼んだ方がいいのかな……






・






・





今「ん？なんや彼氏がいるのに勉強するなんて変わった子やな(笑)」


貴「私はあなたを彼氏と認めていませんし、必要ないので……」


今「……なかなかキツいこと言うなあ自分」


貴「そもそもなぜ私の部屋に来るんですか？リビングにでも居てて下さいよ」


今「なんかわしめっちゃ嫌われとるな…分かったわ。今日はもう帰ることにしよかな」





　少ししょんぼりとした表情で今吉さんが立ち
　上がる







・





貴「……待って」


今「ん？」


貴「ここの問題……今吉さんが教えてくれるのなら居ててもいいです///」


今「クスッ……じゃあ教えさせてもらうわ(笑)」




　今の私には、これが精一杯のことだった///






　

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