PGなキミを、レンタルしたいっ！４《もう……我慢できない》【黒子のバスケ】

＊そんな期待させるようなこと…すんな　ー４ー ページ22

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貴「……笠松さーん。はい、ちゃんと服着てきました(笑)」


笠「……まったく。いいか？これから絶対にあんな格好で出んなよ」


貴「はーい」


笠「……じゃあ、邪魔する」





　玄関に一歩踏み出すと、いつものAの部屋
　の光景がそこにはあった




　……絶対変わってない。
　


　俺は少し安心した





笠「(……別に新しい恋人ができたわけではなさそうだな)」






・





貴「……よいしょ」


笠「ん？なんだそのバカでかい鞄は(汗)」


貴「……ああ！これですか？実は私、ここ何日間か旅行に行ってたんですよ」


笠「りょ、旅行！！？」


貴「ええ。お土産もちゃんと買ってきましたからね！」








　何でもないようにAはそう言ってのけた




　……なるほど。だから連絡しなかったのか




　だけどそれならそうと一言、言って行けばいい
　だろうが



　……いや、別にこれがAにとっては普通なの
　かもしれない



　俺が考え過ぎなのか？







・






貴「おーい、笠松さーん？」


笠「え？あ…悪ぃ」


貴「…ふふっ今日は何だかよく考え込んでますね？何かあったんですか」


笠「……別に！お前の気のせいだよ」




　『Aについて考えてた』なんて言えるわけ
　ないだろーが///






・





貴「………もしかして怒ってますか？」


笠「え？」


貴「……私が何も言わずに行ったから」





　目を少し伏せてAが俺の様子をうかがうよ
　うに尋ねてくる


　なんだよ。気にしていたのか





　
笠「え……っと、怒ってねぇよ。



　だけどまぁ…//少し心配に……」



貴「…そっかぁ……そうですよね！！笠松さんにいちいち言う必要、ないですもんね」



笠「……は？」







　
　Aはさっきまで俯いていた顔を上げて、い
　つものような明るい笑顔を見せた






貴「……私がどうしてようと笠松さんには関係ないことですよね。変なこと聞いてすみませんでした」



笠「………」







　確かに関係ない




　……だけどどうしてだろうか。




　Aにそう言われると……









笠「……ムカつく」

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