PGなキミを、レンタルしたいっ！４《もう……我慢できない》【黒子のバスケ】

＊ごめん…やっぱ我慢できねーわ　ー３ー ページ15

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貴「…………」





　呆然と立ち尽くし俺を見るAちゃん



　………かなりヤバい状況なのに
　″会えて嬉しい″と思っている俺がいる



　一番会いたくて……今一番会いたくなかった人






高「………あのさ」


　「高尾くーん！ちょっと何してんの〜」


高「………っ」




　
　




貴「…………あ、そういうことか………ごめん。声かけて」


高「違う。Aちゃん……俺話したいことが」


貴「分かってる………大丈夫だよ？」


高「そうじゃなくて………ってちょっと！！！？」






　


　俺の言葉も待たずに彼女は方向を変えて走り
　出した








高「Aちゃんっ！！！」



　「誰よ……あの女。知り合い？そんなことより早く行こうよ」



高「悪い……ドタキャンしても良いか？」



　「えっ！？………わ、私よりあの子を取るっていうの！？」



高「そういうこと。じゃーな」






　
　
　


　早く行かないと見失ってしまう


　………ここで別れてしまえば、もうAちゃん
　とは終わってしまうような気がするんだ


　





・






　一瞬だけ１人残された彼女の方を横目に見て
　思う




　悪いけど、お前なんかに構ってる時間ねーん
　だよな



　……やっぱり俺って最低。


　だけど、それでもAちゃんを失うことに比
　べればよっぽどマシだ






・







・







高「はぁ……はぁ……っ…！！」






　ホークアイを駆使してなんとか彼女の
　姿を追う


　……にしてもやたらと速いんだけど、Aちゃ ん(笑)




.




高「………やっぱ好きだ……俺」





　俺はいつの間にか彼女のペースに引き込まれ てバカみたいにハマっていたんだ


　バカみたいだけど……これが本気で恋愛する
　ってことなんだろう







高「…ハハッ……絶対逃がさねーよ！！」









　こうなったらもう



　どうにでもなってしまえ……！！

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