PGなキミを、レンタルしたいっ！４《もう……我慢できない》【黒子のバスケ】

＊ごめん…やっぱ我慢できねーわby高尾 ページ13

＿＿＿＿＿＿＿




　
　
高尾「…………」



笠松「……おい高尾、なにボケーッとしてんだよ。らしくねーぞ」


高「笠松さん……いてっ！」






　
　自分のデスクに着いて何となく考え事をして
　いたら、いきなり笠松さんに殴られた



　……いてぇ(泣)
　黄瀬の気持ちが少しだけ分かった気がする




・



赤司「クスッ…和成。お前でも感傷的になるんだな？」


高「おい(笑)俺だってセンチメンタルになることくらいあるって！だって人間だもの。」←






　……そう言ってふざけてみても
　相変わらず気持ちは晴れないままだ





高「………はぁ。ほんとどうしちゃったのかねー？俺は」




　机に突っ伏すと、
　額に冷たい感覚が広がった







・






笠「お前さ、最近あんまり契約者増やしてねーよな？」


高「え？あー……そうっすね」


笠「普段なら４人一気に相手してるお前がな……一体なにが起きたんだよ」


高「……別に。ただちょっと面倒くさくなっただけで」


笠「……そうか」







　そう。
　最近俺はレンタルされるのを出来るだけ拒んで
　いるのだ


　理由は……よく分からないけど、気持ちがどう
　も乗らない


　正直会うのも面倒くさいと感じるようになった









　……ただ、１人を除いては。





・





　プルルルル……



　プルルルル………




高「！！」




　携帯が着信を告げる


　俺は急いで体を起こしてそれを確認した




　………もしかすると、彼女からの連絡ではないか




　そんな期待を胸に抱きながら＿＿








・







・






高「………」


赤「どうやらその顔は、ハズレだったようだね」


高「………うるせー」





　少し悪態をつきながら赤司に返事を返すと、
　短くため息をついてその電話に出た





高「………もしもし？」




　『あ、高尾くん？私なんだけど〜今ちょっといーい？』



高「ああ。もちろんいーぜ」







　
　……たしかにハズレだ。




　俺が本当に欲しかったのは、
　Aちゃんからの電話なんだからさ＿＿









　

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