PGなキミを、レンタルしたいっ！４《もう……我慢できない》【黒子のバスケ】

＊こんなに好きなのは、俺だけ？　ー５ー ページ11

伊「いただきまーす」


貴「ふふ、どーぞ？」




　テーブルに並べられた数々の美味しそうな
　料理

　Aちゃんは料理……いや、家事全般が上手 い

　だから俺が手伝おうにもむしろ彼女がやった
　方が効率が良くて……





伊「……美味しい！！」




　トーストをかじりながら、俺に何か出来るこ
　とはないのかな？って考える


　
伊「…………」


貴「うん？伊月君、どうしたの？」


伊「………いや、Aちゃんって何か俺にしてほしいこととかないのかなー……って」


貴「え？どうしてそんな急に(笑)」


伊「だって俺は家事では全く役に立てないだろう？……ご飯だっていつも食べさせてもらってるし」


貴「ま、まぁ私家事は嫌いじゃないからね……伊月君は気にしなくてもいいんだよ？」


伊「だったら何かお願いとかないの？」


貴「………なら、一つだけ///」






　頬を赤らめて彼女が恥ずかしそうに俯く


　えっ！？
　Aちゃんが照れるようなお願いって
　何なんだ！？


　俺に出来ることならいいんだけど……(汗)
　







貴「………伊月君」




伊「………はい」



貴「…………髪触ってもいいですか///」



伊「いいよ…………って、ええっ！？髪の毛！？」



貴「うん///伊月君のサラサラ髪……ずっと触ってみたいと思ってたの！！」



伊「ああ、うん(汗)？……俺はいいけど」



貴「本当っ！？」





　嬉しそうに瞳を輝かす彼女
　あまりにも予想外過ぎるお願いで驚いた……


　髪を触りたいなんて言う女の子初めて会った
　よ(笑)






・





貴「じゃあ伊月君！こっちに来て」


伊「はいはい」






　まるで幼い子供のように俺の手を引くA
　ちゃん
　まぁ……こんなのもたまにはいいかもしれない






・







貴「わぁー///サラサラだぁ……！！」


伊「楽しい？」


貴「うん！すごく」





　片手にくしを持ちながら無邪気な笑顔を見せ る



　俺は君のその笑顔が好きだ



　この歪んだ心を癒やしてくれるようで……





　

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