mission138 ページ17
youside
待ち合わせた場所に戻ると、葵兄弟が木の上に寝そべっていた。
私達よりも早く用事を終わらせたのだろう。
葵兄弟は私たちに気づくとするすると木の上から降りてくる。
鳴上｢2人とも、遅くなってごめんなさいね。｣
私となるちゃんと共に謝りながら2人の元へ小走りで近づく。
2人はそこまで気にしてないと言っているのだが…なぜかは知らないが2人の表情に違和感を感じた。
A｢2人とも…何かあったの？｣
私が聞くと、葵兄弟は顔を見合せ、おずおずと口を開いた。
ゆうた｢いえ…なんというか…｣
ひなた｢変な人に…話しかけられて…｣
｢｢変な人？｣｣
私となるちゃんがはもりながらも聞くと、2人は同時に頷いて再び口を開いた。
ゆうた｢俺たちと同じくらいの身長の人が…｣
ひなた｢俺たちに話しかけてきたんです。｣
私となるちゃんは顔を見合わせる。人に話しかけられるのは普通のことでは無いのだろうかと思っていたのだが、これから続く言葉で変な人と言うのを確証することになる。
ゆうた｢その人達、俺達に向かってこう聞いてきたんですよ。｣
ひなた｢"生きる宝石"はどコ？って。｣
A｢!?｣
私となるちゃんは再び顔を見合せた。
ゆうた｢でも宝石が生きてるなんて意味分からないですし。｣
ひなた｢そもそもよく分からない人だったので知らないって答えましたけど。｣
ここで私は気づいた。
この双子は私が生きる宝石だというのを知らないことに。
(零さん…伝えてなかったのかな。)
鳴上ﾎﾞｿ｢まずいわね…Aちゃんの事を知っているってことは皇帝側の人間の可能性があるわ。｣
なるちゃんにそう言われ、私は思わずなるちゃんに借りたローブのフード部分を深く被り直してしまった。
A｢その人、他に特徴はなかったの？｣
私が再び聞くと2人は顔を見合せて答えた。
ひなた｢そういえば…あの人、どこかで見たような…？｣
ゆうた｢あぁ、あと、変な喋り方でしたね。うーん、それくらいしか分かりません。｣
(変な喋り方で葵兄弟がどこかで見たことがある人…？)
鳴上｢そう。敵の可能性もあるから帰り道は警戒して隠れ家に向かいましょう。2人とも、情報助かったわ。ありがとう。｣
そして私たちは当初の予定よりも早く、隠れ家に戻ることになったのだった。
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リューゲ(プロフ) - 麻衣さん» コメントありがとうございます！！この作品を好きになって貰えて光栄です！！これからも亀更新ですが応援していただけると幸いです！お仕事頑張ってください！ (6月18日 21時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - 最近この小説を見つけてハマっていてずっと見てます！！お話も作り込まれていて見ていてとてもワクワクします！これからもこの小説の為に仕事頑張ります🥹 (6月12日 2時) (レス) id: 9b82d4ecb7 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» もうなんとなく察しはついているかもしれませんがご想像にお任せします😊 (2023年3月30日 22時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» コメントありがとうございます！生きがいと言っていただけて本当に光栄です😭😭相変わらずの亀更新ですが応援していただけると嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします🙏 (2023年3月24日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 更新ありがとうございます🙇♀️読む事が自分の生きがいになっています(笑)これからも頑張ってください！ (2023年3月24日 9時) (レス) @page16 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2023年2月11日 16時
