mission86 ページ7
youside
にこにこしながらこちらを見下ろす皇帝陛下は私の顔を無言でじっと見つめている。
A｢…？｣
蓮見ﾎﾞｿ｢おい、陛下に対して挨拶しろ。｣
どうすればいいのか分からずに突っ立っていると蓮見さんがこっそりと教えてくれた。
A｢…Aです。はじめまして。｣
蓮見ﾎﾞｿ｢それだけか！他にもなにか言わんか！｣
A｢挨拶したじゃないですか！？｣
天祥院｢ふふ、いいんだよ敬人。なかなかに面白い子じゃないか。この僕に物怖じないだなんて。｣
私は一般的な挨拶とは違った挨拶をしてしまったらしいがそれでも笑みを絶やさない陛下を見てほっとしたように肩を下ろした蓮見さん。
そして…未だに私と1度も目を合わせていない凛月君。
その2人などまるで眼中に入っていないのか私の事を舐めるように見つめる皇帝に少しだけ違和感を覚える。
A｢あの…｣
天祥院｢あぁ、すまないね。君が僕の想像していた以上の美しさを持っていたから、少し驚いてしまったんだ。｣
A｢は、はぁ。｣
天祥院｢それで、君を呼び出した理由だけど…今の君の状況を説明してあげようと思ってね。｣
(それはご丁寧な事で。まぁ、言わなくてもだいたい察してるけど。)
天祥院｢何から話せばいいんだろう、あぁ、ずっと会いたかった君に会えて緊張して言葉が出てこないよ…！｣
なぜか恋する乙女の様に頬を染め、うっとりしながら私を見つめる皇帝は少しずつ私についての話を始めた。
天祥院｢僕はね10年近く前から君のことを探していたんだ。宝石のように美しい君のことを1度でもいいから見てみたかった。
しばらくして君は伯爵に囚われていたと知った。本当はすぐにでも伯爵から君を遠ざけたかった。僕の力があれば、こちらに君を渡すよう命令することも出来たけど…僕が君をこちらに連れてくるのはまだ準備が整っていなかったんだ。
それに…君という存在をこの国に知らしめたかったからね。だからこの国で有名な怪盗…怪盗Knightsに依頼して君を盗んでもらったんだ。そうすれば"生きる宝石"の名は知れ渡るだろう？
本当はもう少し怪盗Knightsと共に過ごしてもらう予定だったんだけど事情が変わってね？早くこちらに連れてきてもらうように凛月くんに頼んだんだ。｣
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リューゲ(プロフ) - yudukim0110さん» 励みになります！頑張ります！ (2023年1月8日 4時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - 凛月くんが安定のかっこよさ🫶紅郎さん敵だけどかっこいいんだよな、惚れちゃう。いや毎回終わるタイミングが完璧なんですよ！続き楽しみにしてます😋 (2023年1月7日 21時) (レス) @page30 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @yudukim0110 コメントありがとうございます！！こんな駄作を面白いと言って貰えてとても嬉しいです😭紅月は強者として出したかったんです😊凛月君の夜型個性は消しちゃいましたが吸血鬼っぽく見せれるように頑張ります😊 (2023年1月6日 0時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - ここで紅郎さんが来るか。。！毎回面白くて尊敬です🫠はい、吸血鬼っぽいです。。。(笑) (2023年1月5日 19時) (レス) @page29 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @ひーちゃん ありがとうございます！更新の励みになります！！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2022年11月27日 17時
