mission104 ページ25
Youside
私は過去最高級に混乱を隠せないでいた。なぜなら…
凛月｢城の裏から逃げるなら厚着の方がいいね。これ着て。｣
凛月｢念の為護身用の武器入れとくから。｣
凛月君が急に過保護になったからだ。
(本当につい最近まで私の事殺そうとしてた人と同一人物…？)
疑問に思い私は口を開いた。
A｢あの、さ｣
凛月｢なに〜？｣
A｢なんで私の事逃がしてくれようとするの？あんなに私の事…その、嫌ってたのに…｣
私がそう聞くと凛月君はじぃっとこちらを見ながら口を開いた。
凛月｢強いて言うなら…あんたを傷つけたくないと思ったから、かな。｣
A｢え…？｣
凛月｢俺、Aの事誤解してた。その、今までいっぱい傷つけてごめん。｣
A｢それは…いいんだけど…｣
凛月｢…だから、贖罪としてこの城からあんただけでも逃がす。｣
凛月君は大きなコートを私に着せながらそう言った。
A｢ぇ、り、凛月君は…？｣
凛月｢俺は行けないよ。この鉄壁の城から2人も脱出できるとは思えないし。あんたがいないのを誤魔化すっていう仕事もあるからね。それに…｣
1度言葉を区切り、凛月君は躊躇いがちに続けた。
凛月｢俺はKnightsを裏切ったから。もう戻るなんて出来ないよ。｣
A｢そんな…｣
後に続く言葉が浮かばず、沈黙が流れる。
凛月君は自嘲気味に言葉を続けた。
凛月｢だから、その償いとしてあんただけでもここから逃がす。でも、王都にあるアジトには行っちゃダメ。あんたは1人で北部に向かって。北部は森が多いから隠れられるしそれに…｣
私の手が強く握られる感覚がする。
凛月君の手は少しだけ震えていた。
凛月｢…北部には兄者…俺の兄がいる。兄者は皇帝と不仲だから追われてるって言えば匿ってくれるはず。最悪の場合、俺の名前も出していい。だから…確実に逃げ切って。｣
綺麗な赤い瞳には不安げな色が見え隠れしている。
私は凛月君の手を強く握り返し口を開こうとした。
その瞬間。
日々樹｢Amazing！まさか本当に零の弟さんを味方につけることができるとは！！｣
渉が現れた。
凛月｢…は、？｣
凛月君はぽかんとしながら渉を凝視している。
凛月｢な、なんでこいつが…｣
A｢凛月君ごめんね。元々私、渉に逃がしてもらう予定だったの。｣
私は困惑している凛月君に数日前のことを話し始めた。
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リューゲ(プロフ) - yudukim0110さん» 励みになります！頑張ります！ (2023年1月8日 4時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - 凛月くんが安定のかっこよさ🫶紅郎さん敵だけどかっこいいんだよな、惚れちゃう。いや毎回終わるタイミングが完璧なんですよ！続き楽しみにしてます😋 (2023年1月7日 21時) (レス) @page30 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @yudukim0110 コメントありがとうございます！！こんな駄作を面白いと言って貰えてとても嬉しいです😭紅月は強者として出したかったんです😊凛月君の夜型個性は消しちゃいましたが吸血鬼っぽく見せれるように頑張ります😊 (2023年1月6日 0時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - ここで紅郎さんが来るか。。！毎回面白くて尊敬です🫠はい、吸血鬼っぽいです。。。(笑) (2023年1月5日 19時) (レス) @page29 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @ひーちゃん ありがとうございます！更新の励みになります！！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2022年11月27日 17時
