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｢それは、なんで？｣
『……私が、ずるくて、酷い人だから』
｢そっか、なら仕方ないな。
嘘はついてないみたいだし。｣
あっさりと、返される。
なんで遊真は責めないんだろう。
『なんで、責めないの？』
｢自分勝手だけど、俺がAに想いを伝えて満足したから、かな。
俺がAを好きだと知ってくれれば、少しでも俺の事考えてくれるだろ？｣
そう、だけど。
大人っぽい顔で見つめられて、顔を逸らしたくなる。
でも、それを許さないように遊真の手が頬を撫でる。
｢最後の時間、俺が貰っていい？｣
『……もう、遊真にあげてるつもり、なんだけど』
｢………本当に可愛いな、Aは｣
耐えきれなくなって、両手で顔を隠す。
無理、無理……頭が、沸いてる……！
私、想いあってる、遊真と両思いなんだ。
｢今日、午前中は人と会うけど、その後は俺と二人きりだ。
だから、たくさん俺からの好きを受け取って。｣
『……！そ、れは、私が、持たないかも………』
ただでさえ、こんなにも熱くなってしまうのに、ずっと好きなんて伝えられたら。
倒れてしまわないだろうか……。
｢先に言っとくけど、俺の事避けたりしないでね
避けたらその分詰めるだけだし。
じゃ、朝食持ってくるから待ってて｣
『わ、かった……まってる』
少し名残惜しそうに手が離れて、遊真が部屋から出ていく。
今のうちに深呼吸をして落ち着かなきゃ……！
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エアー(プロフ) - しゃーるさん» 誤字の指摘ありがとうございます！引き続き楽しんでくれると嬉しいです。 (2021年12月10日 13時) (
レス) id: ca75d1ce90 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーる(プロフ) - いつもおもしろい話ありがとうございます...！最新話の最後の遊真のセリフ、何か違和感があるんですが誤字ではないでしょうか？違ったらすみません！ (2021年12月10日 2時) (レス) @page29 id: dd32278c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エアー | 作成日時：2021年11月18日 15時
