Rainbow 2ndStory (ページ5)

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ともと別れていつもの駅までバイクで行く。
行きと駅からの帰りは後ろにともを乗せてるのにこの時だけは1人やからちょっと寂しくなる。
どうせ今日もターゲットは動かんねんやろな〜とか思いながらも、毎日こうやってともと行動出来るからまだしばらく続いてもいいかなぁって。
こんなんともに言うたらこんなんやなくてもずっと一緒やで？って言われそうやけど。
Rainbowに入る前はずっと2人で行動してたからその時に戻ったみたい。
そういえばともに何でまたともって呼ぶんか聞かれてかんとなく。とか言ったけど、きっかけはこの前の船の時。
初めてとものこと守れへんかもって思った時に、離れてしまうかもっていう恐怖にすっごいかられてしもた。
だから、これからも俺が守るからって気持ちをこめて昔の呼び方に戻した。恥ずかしいから言わへんけど。
駅に着いてとものこと待ってたのに降りてけーへん。
あれ？って思ったらちょうどともから内線が入る。

神【流星？きこえる？】  「おん、きこえるで。降りてけーへんかったけどどうしたん？｣  神【作戦変更や。いじめっ子のツインテールが狙われてる。調べてみたらその駅から2駅先がその子の最寄りや。2駅先まで来て欲しい】  「了解｣

なるほどな。
なんだかんだ今まで狙ってきた子ももしかして昔に誰かいじめてたとかそんなんやったんかな。
あんだけともには食いつかへんかったのに。
とりあえずはよ行かなあかん。
さすがにバイクじゃ電車には追いつかれへん。
2駅やったらそんなにかからんかもしれへんけど。
警察に捕まらへん道で全速力でいく。
ともから

神【今降りた。これからターゲット追跡する。今のところ女子高生の後ろ追いかけてるわ】

って内線。
ターゲットは俺が殺る予定やったからともが持ってるのは自衛用のナイフだけ。
はよ行かな。
この前ともにはもう怖い思いさせたくないって思ったばっかやったのに。
手汗が滲んで来てるのも気にせんとバイクを飛ばす。
ちょうど駅に着いた時にともからまた内線。

神【ターゲットと女子高生が路地裏入っていった。応戦してくるわ。ただ、女子高生守りながらやし、ナイフしか持ってないから圧倒的に不利やねん。位置情報みてはよ来てな？】

焦ってた気持ちはともの声でちょっと落ち着いて、はよ来て欲しいって頼ってくれるともに嬉しくなった。

「わかった。すぐいく。ちょっとだけ待っててな」