楽曲26 ページ29
私が具現化させるのは…
燃える様な紅蓮の炎を纏った様な真っ赤な髪と黒い瞳が特徴的な女性。
性格は武力に長けたとても強く、大切なものを傷つける者には容赦をしない清く美しく勇ましい女性を心の奥から願う。
欲しいとかじゃない。
単純に純粋に強くそう思い願う。
純粋に強く思えば思うほど、それは純粋な願いに。
そしてその純度が高い願いはエネルギーの物体そのもの。
一瞬、強い光が溢れると、そこには願い思った女性がいた。
??「…貴嬢の願いにより我は今此処におる。我は今から貴嬢に使える者であり、貴嬢の命には絶対忠実。貴嬢よ、名はなんという?」
『A。私はA。今から貴女にいくつかお願いがあるけど…その前に貴女の名前は?』
??「我に名をつけるのも貴嬢の役目じゃよ。ふむ…貴嬢は具現化が得意な様じゃが…。人格やここまでの人型を具現化させた事は経験は無しか。式神などの簡易的な具現と契約まではした事があるな?後は…武器や魔術などに近い事も出来るとみた。我は運が良い様じゃ。」
『…貴女の名前をつけるのが私の役目と言うならその紅の髪から紅に愛と書き、クレア。紅愛はどう?』
「なかなか良い名じゃ。気に入った。我が必要になればすぐに呼べ。すぐに貴嬢の目の前に現れよう。」
『わかった。後、お願い、なんだけど…。』
「ああ、なんとでも我に申しつけよ」
『私は芸能活動みたいな事をしてる。この前の仕事で映画の撮影が入った。その時に私の家族として一緒に居て欲しい。それと、その時の言葉遣いだけ、現代の感じにしてほしいのと、私のお姉さんになって欲しい…。』
「…ふふ、わかりました。貴女の望みを叶えましょう。私の事はお姉さんでもなんとでも呼んでちょうだいね?撮影の件も了解よ!私は貴女の願いから生まれてるから…貴女の分身みたいな所もあるのよ?甘えたい時は甘えて良いし、貴女が守りたいものは私も守りたいわ。後は、これでも体術を心得てるけど、貴女みたいに剣術は出来ないわ。でも、読心術とか、心理戦は得意。貴女が困ってても言えない時は私が代弁するわ!」
うん、明るい。
本当にお姉ちゃんみたいな感じになった。
まぁ、私が作り上げたから…
私の事も解るのかなと思い?ながら、私は契約を済ませた。
お兄にも内緒の存在が増えました?でも!私だって守られてるだけは嫌だから…。こんのすけは紅愛の事をみて驚いてたけど。
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