楽曲24 ページ27
手合わせは朝ごはんという時間で強制終了になった。
私は、薄ぼんやりとあー、なんか久々に少し本気目の手合わせしたなぁと思いながら廊下を歩いていた。
お兄の精鋭部隊の方には挨拶したよ?
なんか…様子が変だったけど、清光はフツーだったから大丈夫かなとか思ったけど…
隣の安定くんはなんか…
可笑しかった。何故?
因みに、私はみんなに何故か戦闘狂と言われるが…
それは私の中にいる人格のような、もう1つの性格?みたいな感じなので、良く解らない。
私が意識があった時に初めてその子と会った事がある。あの事件の時に、あの子と初めて会って私の中にある全ての才能を発揮した。
私の中にある大人への不満、そして、自分を守るのはいつも自分だけと心の何処かで思ってた私を見つけて、実行した。
今は昔と違って、融合してる感覚に近いが…。
偶に桁が外れる事もあって、何処か分離するように暴走してしまう事が多い。
その為に、少しだけ感情というものを解らなくしたり努力はした。
私は嘘つきなピエロになった。それからちょっとずつ本心がわからなくなって、分離する事は無くなった。
が、バンド活動を兄妹としていた時、当時はスカウト前の初期だった。
私は、音を通じて暴走を起こした。
暴走と言っても、音を求める様に歌っていた。
私は、その時に初めて自分と自分の中にいる人格が重なり合って、更に観客の全てを魅了させる程の歌声を暴走させた。
その後、事務所の目に留まり、スカウトされたのだ。
まぁ、その後も大切な人が傷つけられたりしたら、あの【真っ赤な瞳の怪物】が出てくるが。
バンドの曲の歌詞にさえなっている。
【目覚めるのよ、私の中で。疼きだしてしまうのよ、あの、血の瞳が開けば私は音を喰らう怪物になるのよ!】
ファンに1番受けた曲。そして、テレビ出演の決定打になった曲の歌詞のワンスレーズ。
この歌詞の真実を知るのは兄妹とお母様とお父様だけど。
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ