嫉妬 ページ6
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界人は今日夜遅くまで仕事の日で、私はというと、ごはんも食べてお風呂も入ってしまって、ソファでコーヒーを飲みながら寛いでいる。
界人遅いなーまだかなー、なんて思っていれば、玄関の方から音がして、帰ってきたことを知らせる。
『界人おかえ……り……？』
「Aこっち向いて」
『へ………っ、ん、んぅ、』
おかえりーなんてソファから声を掛ければ、何も言わずにこちらに近付いてきて、隣に座ったと思えば抱きつかれた。
戸惑う私に止めることもなく、顎を持たれたと思えば唇が重なって。突然の出来事に頭は追いつかないまま、唇が離れたと思えば、首筋に顔を埋められて触れる感覚がする。あ、これは、まずい。
『っ、ちょっ、と待って、界人』
「…………やだ。」
『………つけたの？』
「ん、綺麗についた」
『どこ』
「ここ」
『…………明日映りの仕事あるんだけど』
「…知らない」
そう言って目を逸らす彼は、不機嫌全開といったところで。首筋に付けられたモノの、対処はとりあえずあとで考えるとして。まずは目の前の。
『…………なんかあった？』
「なんも？」
『………嫌なことでもあった？』
「んー、まあ。」
『どーしたの』
「Aこそ、心当たりないの」
『え、待って、私に怒ってるの…？』
気を紛らわしくて、こうなってしまったんだったら、まあしょうがないかな、でも今度ちょっとくらい怒ろうなんて、思っていれば、まさかの返事が返ってきてびっくりする。
私の反応を見て目の前の彼は、ため息を吐いて、肩をぽん、と押されてソファに背中から倒れ込む。そのまま、上に覆いかぶさってきた彼に、両手は抑えられていて。
『ちょ、ちょ、ちょっと待って』
「………やだ」
『……………界人？』
「デートしたらしいじゃん、この間」
『…………デート？』
「楽しかった？」
『ん、え、待って、なんの…はなし…？』
デート、と言われてぴんと来たものは、1つもなくて軽く首を傾げれば、はあーーーー、なんて思いっきりため息を吐かれて、そのまま体重をかけるように首元に顔を埋められる。……重い。
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シカク(プロフ) - yui011302000201さん» コメントありがとうございます！肉会出したいですね！（笑）作成できるようにします！☺️ (2022年3月6日 23時) (
レス) id: 994ce01fb6 (このIDを非表示/違反報告)
yui011302000201(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています♪肉会の皆さんとの絡みがみてみたいです！これからも楽しみにしています♪♪ (2022年3月6日 10時) (レス) id: d87b8cd8b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シカク | 作成日時：2021年11月27日 22時
