第七夜 ページ9
その後は順調にホームルーム、学校の注意事項を聞いて解散となった
普通ならそれで帰る学校が多いが
夢ノ咲学院ではアイドル活動優先の為部活等は早く決めなければならないのだ
白也は部活候補が幾つかあった。それは
弓道部
紅茶部
手芸部
の３つだ。どれも白也の得意又は趣味でやっているものを中心としている
他の者もそれぞれ用事があったり部活見学があったりしたので
少し雑談をして解散となった
「白也くんバイバーイ！」
元気よく手を振るクラスメイトに控えめに手を振る白也
そしてまず弓道部へと足を運んだ
in弓道場
スパーン
白也は勢いよく放たれた弓を見ていた
見られている者からすればやめてくれと言わんばかりのガン見だ
幼い頃から弓道をやっていた白也は中学も弓道部に入った
なので高校も弓道部かと思ったが中学にない部活が沢山あり
気になるものから１つずつ候補を削っていこうと考えたのだ
中学の頃を思い出していると弓道部の一人がこちらに歩み寄ってきた
すると道具一式渡してきて
「あなた方もやって見ませんか？」
と、話しかけてきたのだ
あなた方、という表現で自分の他に誰かいるという事が分かったが
まさか話しかけてくるとは思わなかったので驚いた
「いいんですか？」
思わず確認をしてしまった
「はい、いいですよこちらで射ってください」
優しく白也の手を掴み案内してくれた
不意に
「わ、私も良いでしょうか。」
「私」という一人称で女の人かと思ったが
声のトーン的にないだろう
白也はちらりと一瞥して射つ準備をしていた
「はい、勿論です。こちらにどうぞ」
あからさまに顔を綻ばせ言われた場所に移動した
「宜しくお願い致します。」
何故かこちらに挨拶をして射つ準備をしていた
「よろしく」
顔を背けながらも射つ体制になり
そして
スパーン！
勢いよく放った
思わず魅入ってしまうほど凛々しい表情
綺麗に伸びている背筋
その場にいる者を圧倒するには十分だった
一度だけ射つとお辞儀をして出て行ってしまった
彼の支配から解かれたかのようにハッとした二人
「す、凄いです」
「とても綺麗な方でしたね」
そんな会話をしているとは知らない白也だった
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shiinatukiyo(プロフ) - 御霊tさん、コメントありがとうございます！とても嬉しいです。更新頑張ります (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 231da6da1b (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年8月7日 19時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - お師さんにスカウトされてしまった！どうなる白也くん！？ (2017年6月24日 15時) (レス) id: 4482ecc718 (このIDを非表示/違反報告)
shiinatukiyo(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります (2017年6月21日 22時) (レス) id: 231da6da1b (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - とっても面白いです!更新待ってます!!! (2017年6月21日 0時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiinatukiyo | 作成日時：2017年5月31日 19時
