Knightsの聖母様

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『…ふふ。泉、どうかした？ボクでよかったら話を聞くよ？』

『…っと…どうしたの？泉がココにくるのは珍しいね。』

『話してごらん？ボクが受け止めてあげるから。』

不快なものばかりのこの世界にも…

俺にも、大好きなものくらいあった。

どこぞの女達からする臭い香水の香りじゃない…

そいつ自身からする、石鹸みたいな優しい香り。

そいつの胸に飛び込んで、その香りに包まれるとすごく安心できて…

その優しい声で優しい言葉を囁かれると、苦しみも悲しみも全部消えていく。

そんな不思議なヤツだった。

そんなことが出来てしまう、優しすぎるヤツだった。

『泉、レオのことをよろしくね…』

悔しかった。

切なかった…

今までたくさんの優しさを注いでもらっておきながら、俺はそいつに何もかえせなかった。

大好きなそれを守ることすら出来なかった。

“折れない剣”？笑わせる…

ねぇ？あんたもそう思うでしょ…？

王様。

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※名前固定、男主
※キャラ崩壊の恐れあり

更新再開を機に、さらなる飛躍を目指し…訂正を開始しました。
全話公開までは暫くお待ちください。
お待たせして申し訳ありません。執筆状態：更新停止中