青い花 番外編

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Aside



トレタリの撮影の休憩時間。


各々が好きなことをして過ごす中で

裕基は真剣な顔で携帯とにらめっこ、
何か調べてんのかな


かと思えばあたしに目線を向ける。

祐｢この前のレッスンの時の動画見せて｣

あ、ダンスの動画見てたのかな


貴｢一昨日のだよね、ちょっと待って…はい｣
祐｢ありがとう、ちょっと借りるね｣
貴｢壊さないでね｣
裕｢うん、気をつける｣

即座に、ビデオカメラを鞄から出して渡す
裕基はまた真剣にビデオカメラの画面を見つめた。


佑｢んんーーーー｣
貴｢ぃたっ…もう、はい｣
佑｢スティックパン！！！ありがとう〜！｣

しばらくすると、唸る佑亮が
お腹を鳴らして脱力した腕があたしにぶつかる。
今度は鞄からスティックパンを出して
佑亮に渡すと、天使の笑顔でお礼を言って
パクパクと食べ始める。


太｢♪〜♪〜〜｣
貴｢はい｣
太｢？え、くれるん？ありがとう
今日なんか調子悪いんよ｣

何処となく、声がいつもより出しにくそうな
太陽に鞄から出したのど飴を渡す。
やっぱり調子悪かったか



視線を感じて、何気なくチラッと見ると
司会をしてくれるNONSTYLEの
井上さんと話してたはずの
晃一が真顔であたしを見てた。


貴｢なに？｣









晃｢4次元ポケットやな…｣
｢｢｢ﾌﾞﾌｯ…｣｣｣

晃一の一言で年上組は吹き出して笑う。






貴｢え？｣



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