【NARUTO】【ポケモンｘｙ】先代カロスクイーンは最強の忍!? 02

10.黒髪少年の過去と今の思い ページ9

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夕飯を食べ始めてから約1時間後、シオンは啞然としていた

夢主「あ、あきれた…まさかあの量の料理を全部食べ切るだなんて……」
ﾅﾙﾄ 「ねぇちゃん、すっげーうまかったってばよ！」
夢主「そ、そう…ありがとう
　 サスケ君はどうだった？」
ｻｽｹ 「うまかった」
夢主「良かった、サスケ君の好みとかわからないまま作ったから、心配だったんだ」

そういって顔をほころばすシオン
それを見たサスケは、顔を微かに赤くし、目をそらしていたが、
ナルトはそれを気にすることもなく、シオンに話しかけていた

ﾅﾙﾄ 「なぁなぁ、ねぇちゃん
　 なんでこいつ(サスケ)がうちにいるんだってばよ？」
夢主「私が連れてきたのよ 時間が時間だったから、そのまま夕飯に誘ったの」
ﾅﾙﾄ 「ふ〜ん」

シオンの答えに納得していないながらも、結局突き詰めようとはしないナルト
そんなナルトを見たシオンは、軽く苦笑すると、ふと何かを思い出したように席を立った

そのまま壁際の本棚へ進むと、何かを探し始めた

ﾅﾙﾄ 「ねぇちゃん…？ どうしたんだってばよ…??」

ナルトの問いかけに、シオンはちらりと振り返っただけで、
すぐに本棚に視線を戻して答えた

夢主「突然なんだけど、実は火影様から一つ相談を受けていてね…」
ｻｽｹ 「？」
ﾅﾙﾄ 「相談？ いったい何の相談なんだってばよ??」
夢主「…」

ナルトの問いかけには答えず、本棚から一冊の巻物を取り出したシオンは、
ナルトたちの正面に座りなおすと、少し改まったように背筋を伸ばした

それを見たナルトとサスケも思わず背筋をただす

夢主「ナルト、サスケ君、今から話すことは、私一人だけじゃない…
　 あなたたち二人に…特にサスケ君にとても深く関わることよ
　 それでも聞く勇気はある？」
ｻｽｹ 「無論だ」
ﾅﾙﾄ 「もちろんだってばよ！」

その返事を聞いたシオンは、二人に対して柔らかい表情を見せると、
それまで握っていた巻物を開き、テーブルの上に広げた

そこには、うちは一族の事件について書かれていた

事件の現場となったうちは一族の集落のデータはもちろんのこと、
殺された一族の人数や現場の状況、犯人であるうちはイタチについても、
事細かに記されていた

ｻｽｹ 「！！」
ﾅﾙﾄ 「ん〜？ これってば、確かうちは一族の…」
夢主「ええ…うちは一族の惨殺事件の資料をまとめたものよ」

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