【NARUTO】【ポケモンｘｙ】先代カロスクイーンは最強の忍!? 02

18.アストロジム戦　華麗なるバトル ページ44

ｱﾗﾝ「リザードン！」

すさまじい土煙が立ち込める中、腕で顔を庇いながらも、
アランは己のパートナーの心配をして、声を荒げる

すると土煙の中から、まるでアランの呼びかけに答えるようにして、
よろめきながらもリザードンが立ち上がる
それを見たシオンは口元に笑みを浮かべ、そっとサーナイトに視線を向ける
すると、サーナイトもわかっている、というように、そっと目を伏せる

夢主「…参った、降参だ」

そういってシオンは両手を頭の横に挙げて、ひらひらと軽く振って見せる

審判「ジムリーダーシオンの降参により、
　 勝者、チャレンジャーアラン！」

形式にのっとったコールが審判から告げられるも、
アランとリザードンは啞然とし、観覧席からは何やら騒いでいる声が聞こえる

　ｱﾗﾝ「…いきなり降参とは、いったいどういうつもりだ？」

バッジを受け取るため、バトルフィールドの中央に来ていたアランは、
目の前に立つシオンをにらみつけるようにしながらそう問いかけてきた

夢主「どいう言うつもりも何も…
　 もともとここは、ポケモンバトルの強さを図るためのジムではありません
　 そんなことは、ここに来るまでのほかのジムで経験しただろうし、
　 ただ私がここまで登ってきたトレーナーで見極めたいことがあった、
　 ただそれだけの話です…」

そういってシオンは、審判からジムバッチを受け取り、アランへ手渡す

夢主「私に勝利した…もとい、認められた証、トゥインクルバッジよ
　 おめでとう」
ｱﾗﾝ「…ありがとう、ございます」

そういって受け取ったアランが、バッジケースにバッジを収めるのを見ながら、
シオンはアランに問いかける

夢主「ねぇ、あなたは今、何をそんなに焦っているの？」

そう聞かれたアランは、驚いたように顔を上げ、
困惑と迷いの入り混じった眼で、シオンを見つめる

夢主「…訳アリのようで
　 あまり一人で抱え込むのもよくないだろうし、
　 話くらいなら聞いてあげられるし、アドバイスくらいならできる
　 ここでは話しづらいだろうし…一緒に来て、
　 上の部屋(温室)でゆっくり話を聞かせてくれませんか？」

そういってシオンはゆっくりとアランの手を取り、
温室へ続く扉の奥へと姿を消していった


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