検索窓
今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:60,016 hit

10.黒髪少年の過去と今の思い ページ11

夢主「…サスケ君、君にとって、
  当時を思い出すような、ことばかり言っているのは、わかっているの…
  それでも、きちんと最後まで、聞いてほしい…
  話を、最後まで聞いたうえで、もう一度、あなたにしっかりと、考えてほしいの」

そこまで言い切ったシオンも、そこでいったん言葉を区切った
シオン自身も、この話をするのがつらいのだろう、声が震えていた

その様子を見たサスケも、幾分か落ち着いたのか、握りしめていた手を解いた

サスケ 「俺に、いったい何を考えろというんだ」
夢主「当時の事件資料を、しっかりと理解したうえで、
  本当に、お兄さんがやったのかを、もう一度考えてほしい…
  そして、あなた自身の未来を…きちんと考え直してほしい
  私はそう思っているわ」

そう言い切るシオンは、声こそ震えているが、
その瞳は恐ろしいほどにまっすぐにサスケを見つめていた

サスケ 「なぜ赤の他人であるあんたにそこまでされなきゃならない
  あんたには、俺がこれから先何をしようと、関係ないはずだ」
夢主「…それがそうでもないから、こんな話をしているのよ」

シオンがそう言った直後、シオンの背後にある窓が強く光った

いつの間にか、嵐になっているようだった
耳をすませば、風の音や、壁や窓に雨が打ち付ける音、落雷の音などが聞こえる

しかし、それもひどく微かなもので、誰かがしゃべっていれば聞こえなくなるほどのものだ

夢主「この話の一番最初に私が行ったこと、覚えてる…?」

その言葉に真っ先に反応したのはナルトだ

ナルト 「確か、“火影様から相談事を受けている”って…」
夢主「その相談事というのが…“うちはサスケの面倒も見てやってはくれぬか?”
  というもので…」
ナルト・サスケ「「はぁ!?」」

それを聞いたサスケとナルトは同時に立ち上がり、ありえないという表情をする

ナルト 「火影のじぃちゃんは何考えているんだってばよぉ!?」
サスケ 「なぁ、その話を聞かされたのはいつだ!?」

一人うろたえるナルトをよそに、シオンに詰め寄るサスケ
そんな二人を交互に見やったシオンは、ひときわ大きなため息をつくと、
とりあえず落ち着くよう言い聞かせる

二人が座りなおしたところで、シオンはもう一度話を切り出した





10.黒髪少年の過去と今の思い→←10.黒髪少年の過去と今の思い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:ポケモンXY , NARUTO
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カンパニュラ(プロフ) - oSmCMD2fzNheAHhさん» oSmCMD2fzNheAHhさん、ありがとうございます!これからも不定期更新ながら頑張っていかせていただきます!! (2018年11月9日 21時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)
oSmCMD2fzNheAHh(プロフ) - 楽しみに読ませてもらってます!更新頑張ってください! (2018年11月9日 18時) (レス) id: 980b018e5c (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - とっっっっっても面白いです(≧▽≦)続きがすっっっっっごく気になります(≧▽≦)お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!!!! (2018年8月28日 19時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とっっっっっても面白いです(≧▽≦)続きがすっっっっっごく気になります(≧▽≦)お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!!!! (2018年8月28日 19時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
カンパニュラ(プロフ) - ほろろさん、銀狼(オツキミ)さん、ありがとうございます! メガ進化は、なるべく早いうちに登場させますので、楽しみにしていてください!! (2017年8月13日 0時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カンパニュラ | 作成日時:2017年8月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。