向日葵〈赤司征十郎〉

6 ページ6

貴方side





役割分担がすべて終われば次からはその係同士で集まって色々を決めるらしい


つまり私は赤司先輩と2人

お願いだから女子様達、私をいじめないで


赤「長屋」


「はい？」


赤「このあと何かあるかい？」


「特に何もありませんけど」


赤「申し訳ないが生徒会のある日以外の放課後はバスケがあってなかなか時間を作れなくてね
長屋がよければ部活のない今日のうちにあらかた目的地までは決めておきたいんだが…」


なるほど、部活熱心なのね。心打たれた


「全然大丈夫ですよ！」

赤「助かるよ。ありがとう」

「いえいえ笑」


赤司先輩って意外と話しやすいんだな


赤「目的地につくまでに5箇所京都の名所に行かないと行けないんだ」

「え、全部歩くんですか？」

赤「バスに決まってるだろ」

「それ遠足なんですか…」

赤「高校の遠足はそんなんもんだ」←

「ほう…」

赤「どこか行きたいとこはあるかい？」

「え、希望でいいんですか？」

赤「俺は去年行ってるからどこでもいい」

「なるほどー、、清水寺と金閣寺と二条城と三十三間堂と龍安寺ですかね」

赤「早いな」

「小学校の修学旅行で行ったとこだけどやっぱりもう一回行きたいなーって笑」

赤「小学校京都じゃないのか？」

「小6まで東京でした！」

赤「奇遇だね。俺も中学までは東京にいたんだ」

「え」

赤「ん？」

やっぱり赤司先輩って…

ここは白黒つけておきたい


「赤司先輩、すごい小さい頃東京の公園で迷子になって泣いてる子にお花渡しませんでした…?」

赤「…なぜそれを」

やっぱり赤司先輩だったんだ！！！
しかも覚えてる

赤「まさか…」

「そのまさかで相手私です」

赤「…」

「…」

まぁこうなるよね


赤「なんで俺だと分かったんだ？？」

「赤髪だったから…」

赤「なるほど、、、まさかこんなとこで再会するとはね」

「かなりびっくりしましたww」

赤「俺もだよ笑」


その会話のおかげで赤司先輩との何かが解れて緊張せずに話せるようになったのであーる

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す