向日葵〈赤司征十郎〉

4 ページ4

貴方side



時間はどーーんと飛び、嫌で仕方なかった生徒会顔合わせの時間がやってきた


私と一緒の役員君は絵に描いたような真面目君


「はぁ…」


いやいや生徒会室に入ると既に一年生が何人かきていた


絶対遅れないようにって不安なやつだよね。分かるよすごく。



3時が近くなると続々集まって来る生徒会の人達

人学年に4組あるので24人+生徒会長と副生徒会長の26人


1クラス作れるよコレ



ガラガラっ


入ってきたのは赤髪の生徒会長さん

やっぱりオーラすごい



他のクラスの女の子達は赤司先輩目当てだったのか、すごく嬉しそうだ



1年の女子で赤司先輩にときめいてないのなんて私くらいだろう



赤「今日はよく集まってくれたね。顔合わせということで1人ずつ自己紹介をしたら解散にしよう」



国会で何かをしてるような空気だ



赤「じゃあまず僕から。

2年 生徒会長赤司征十郎です。よろしく」


そしてぞくぞくと3年生、2年生、1年生の順番で自己紹介がはじまり、わたしが最後だった


「1年の長屋Aです。よろしくお願いします」


このときぴっしり赤司先輩と目が合った


コワイヨー


赤「では今日はこの辺で解散しよう
次集まる時は折って連絡する」


10分程度で終わった顔合わせ



赤司先輩、学年言わなかったら普通に3年生に見えるから生徒会長でも違和感はないな



赤「きみ」

「…」

赤「長屋」

「！？え！？あ、はい！！」

振り向くと赤司先輩

「な、なんでしょう…」

赤司先輩が手を伸ばしてきた

「…？」

赤「糸くずが付いていたのが気になってね」


少し微笑んで取った糸くずを見せてきた


不覚にもドキッとした


改めて近くで見るとかなりイケメン


赤「これからよろしくね」

「あ、よろしくお願いします！！」


それだけ言うと去っていった赤司先輩





こりゃモテるわ

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す