向日葵〈赤司征十郎〉

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貴方side




それから2ヶ月



すっかり夏になりました


今日は夏休み前HR。



「夏休みかぁ」

赤「どうした？」

「征くんとお出かけたくさん行きたいなぁって思って

でもIH前だし部活で忙しいよね」

赤「…すまない」

「ううんっ！毎日顔合わせられるだけでも全然いいの！」

赤「IHが終わったら少し落ち着くからどこか遠出でもしようか」

「本当！？」

赤「付き合った日から部活ばかりで放課後に店によることはあっても1度も私服でデートをしたことがなかったと思ってね」

そういえば、、

全然意識してなかった

「征くんのそういうところ大好き！」

赤「Aが喜んでくれるなら嬉しいよ」


世間では倦怠期に入る今、安定してる私達


毎日一緒にいる分ちょっとしたギクシャクはあるけどそれがあるおかげで大きな喧嘩には至りません


赤「A」

「ん？」

赤「夏休みは祭にも行こう」

「うん！もちろん！！浴衣着ていこうね！」

赤「そうだね
クリスマスも一緒に過ごそう、正月も一緒にお宮参りに行こう」

「うん…？」


いつもとは変わらないけど少し悲しそうな顔



「征くんどうしたの？」

赤「ううん。何もないよ、高校生の間にAとの思い出はたくさん作っておきたいからね」


___

赤司side




夏休みが終わると1年が終わるのは早い

だから夏休みなんて来なければいいのにと思う俺がいる。

愛おしい彼女と手を繋いで歩く日常がどんなことよりも幸せだ


赤「A、大好きだよ」

「私も大好きだよ」

赤「…」


実をいうとまだキスをしたことがない俺たち

タイミングを計らううちにタイミングを逃してしまったのも一つの原因



俺だって思春期の男だ、好きな子とキスくらいはしたいと思ってる…

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