向日葵〈赤司征十郎〉

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貴方side



ということで清水寺に到着



赤「どこに行く？」

「とりあえず建物行きたいです！」


私の勝手なイメージだけど、赤司先輩って語彙力の塊的イメージがあったから
普通に会話してるとなんだか不思議
それでもやっぱり東京の人だから超標準語


カフェに長居したから少しだけ日も暮れて
ここを見たらお別れかぁ

なんて考えると寂しくて


長居した分赤司先輩とたくさん話せて仲良くなれたからまぁいっか


「赤司先輩、私あそこ行きたいです」

赤「？」


修学旅行シーズンは人がごった返してるからとても恥ずかしくて挑戦できなかったけど、誰もが清水寺に来たらやりたいんじゃないかな

恋占いの石


赤「長屋も女の子だね」

「そりゃーそうですよ笑

赤司先輩声で誘導してくださいね！！」

赤「ああ」


目を瞑ってゆっくりゆっくり前へ進む


ただまっすぐ行けばいいだけなのに目を瞑るとやっぱりむずかしいのかな笑


赤「あっ」

「え？きゃっ」


誰かにぶつかり、私が飛び込んだ先は赤司先輩の胸の中だった


私がっつり赤司先輩の腕掴んでる…


「…っ//ごめんなさい！！」

赤「いや。怪我はないか？」

「大丈夫です！！」

赤「ならよかった」

「辿り着けなかったなぁ…」

赤「好きな相手でもいるのか？」

「全然いないです」

赤「なら好きな人ができたときにまたやればいい」

「そうですね笑」

赤「もうすぐ日も暮れるし帰ろうか」


やだな、もうちょっと赤司先輩と一緒にいたいかも


でもあれだけ人気な赤司先輩と二人で京都の名所を回れるなんてラッキーすぎるもんね
これ以上は求めちゃダメダメ



あれ？



なんでこんなに赤司先輩のこと考えてるんだろ




ふと前を歩く赤司先輩の背中を見ると


ギュッとなった

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