向日葵〈赤司征十郎〉

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貴方side



そして数日後、赤司先輩との下見の日がやって来た


京都駅で待ち合わせしてるのはいいものの…

変に緊張してきた




赤「長屋」

「わっ！」


突然後ろから話しかけられてびっくり


「おはようございます！」

赤「おはよう。行こうか」

「あ、はい！」


赤司先輩の私服、すごいカジュアルで好きかも


お金持ちって聞いたからもっとブランド丸出しなのかと思ってた←


赤「今回は場所の下見のだけで行き方は誘導班が担当するしてるからどこから行ってもいいけど…清水寺は最後にしようか」

「え？」

赤「1番楽しい場所だからね」

「あ、なるほど！！」


確かに修学旅行のとき大体清水寺最後だわ



とりあえず二条城から順に清水寺へ向かうような形で行くことになった



赤司先輩とめぐる京都旅なんて私明日いじめられないか心配です(＾_＾)



___
赤司side



京都に住んでるはずなのに名所へ行くたびに目を輝かせる彼女は無邪気だ


三十三間堂では「あ！この前の子犬先輩！！」と、小太郎にそっくりな観音像を見つけていた

たしかにあれは小太郎だ



赤「長屋、清水寺に行く前にお昼を食べに行かないか」

時刻は2時を回ってて俺も腹が減ってきた



2人で近くのカフェに寄ることにした


「赤司先輩すっごいカフェ似合ってますね！」

赤「？」

「今日の服とこのカフェの雰囲気がピッタリだなぁって笑」

赤「ああ、そういうことか」

「はい！」


女の子を連れて外食をするのは初めてかもしれない


いや、休日に出掛けるのもか。


「赤司先輩？？」

赤「ん？あ、すまないね」

「ふふっ笑」


この子がたまに見せるクシャッと笑う顔は俺のツボかもしれない


不覚にもドキッとなる

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