練習だ、司 ページ5
「わ、もう着いちゃったか。じゃあ…ばいばい司くん」
◇
お姉さまは、私がお姉さまの家まで送ると必ず、そう言います。
私との別れがさみしい、と。
そういう意味に受け取っても、無理はないでしょう。
( くあぁっ、相変わらずお姉さまは私の扱い方がうまいです… )
ふかふかのbedに寝転び、お姉さまの笑顔を思い出す。
大人びた印象のお姉さまは、目を細めて口角を上げ、静かにニコリと笑います。
「あああ！お姉さまはどうしてあんなにlovelyなのでしょうか！」
「司様…またA様のお話ですか？」
「ひっ、いつから聞いていたのですか新田！」
「ベッドに寝転ぶ前から、私は部屋の掃除をしていましたよ？」
「つまりはじめからいたのですね…新田のおばかさん」
新田、とは私の家に務める使用人のひとりです。
年頃の男性の部屋に入れるのですから、もちろん新田も男性です。
背が高く、鼻も高く、目も切れ長と言う容姿端麗。仕事もできる、まさに�デキる男�なのです。
私のようなちんちくりんとは、全くの正反対です。
「……新田、どうすれば私はもっと可愛らしくなれるのでしょうか」
「司様女性なのですか？」
「質問が間違っていましたね…お姉さまは私の可愛いところが好きだというのです。」
「ああ。そういうことならな納得いたしました。では…」
うーん、と拳を口元にあてがい、悩む姿もまた絵になる。
……これは、質問する相手も間違えてしまったのでしょうか？
「姫宮家の…」
「やっぱり姫宮くんが出てくるんですね…私も一度同じことを考えました」
「真似をしてみては如何ですか？」
姫宮くんといえば、独特の雰囲気
そしてわがままで自分が大好きで……って、果たして本当にこれは可愛らしくなれるのでしょうか
「……司は今snackが食べたいのです！
こんな話をしている暇があるなら、今すぐ持ってきてください！」
「司様、英語英語」
「えっ、あ、えっと、お菓子が食べたいのです！」
「敬語」
「わわ、やはり私に姫宮くんは難しいです」
姫宮くん作戦は失敗に終わりました。
やはりあんなcharacterでも愛されるのは、あの顔立ちのお陰もありそうです。
「お姉さまを家に呼ぶにはどうしたらいいのでしょう」
「男ならサラリと言うべきです。」
「ぜ、ぜひ家にいらしてください」
「堅いですね、もう少し柔らかく。」
「司の家に来てくださいお姉さま！」
( やはり司様は素の方が可愛らしいです )
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白井美琴 - あ…あのスイーツパーラーではなくたぶんフルーツパーラーだと思います。 (2017年6月25日 14時) (
レス) id: 6e14238389 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。(プロフ) - コメ失礼しますっ!! この小説の司くんが可愛すぎて発狂しましたw 私、Knights箱推しで司くんが最推しキャラなのでこの小説を読めて嬉しいです♪♪ これからも頑張ってください、応援しています^^* (2017年1月19日 19時) (レス) id: 0cadb90d82 (このIDを非表示/違反報告)
椎橋(プロフ) - 紙降臨さん» はじめまして。司Ｐさんからのお褒めの言葉は嬉しいとともに安心します笑ご期待に添えるよう精進致します (2017年1月10日 21時) (レス) id: 1f1e07a7f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙降臨(プロフ) - 初めまして！ かさくんをめっちゃ推してます（笑） 可愛いかさくんをありがとうございますっ！！ 続き楽しみにしてます！更新がんばってください！ (2016年12月30日 15時) (レス) id: 044dac5681 (このIDを非表示/違反報告)
椎橋(プロフ) - こっちのアカウントにお願いします…… (2016年12月29日 14時) (レス) id: 3bf451aec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎橋 x他1人 | 作成日時：2016年11月1日 16時
