#97:先輩？…と… ページ23
陽「で？お前は何してんの？」
「あんず先輩がいないの」
陽「え？あんずちゃんが？」
「うん、さっきまで一緒にいたハズなんだけど、保健室にいなくて…一人は、危ないのに」
陽「いや、それお前もだから」
「…保健室にいなかった味方捕まえようと思ってたもん」
陽「それまではお前一人になるだろうが…」
分が悪い…口では陽に勝てそうにない…って言うか、今回のは私が悪いので、何も言い返せない。
二人揃ってバタバタと廊下を走る姿は滑稽だろうか？それとも、何かあったと思われてしまうのかな？
陽「…そういやさ」
「何？」
陽「お前、何か俺達に隠してる？」
「…なんで？」
陽「………」
「…なんで、そう思うの？」
陽「…………」
陽になんで、そう思ったのか、立ち止まって問いかける。
「陽」
陽「…お前、この前噴水に引きずり込まれた時に、ここ…額に10�僂�らいの傷痕あんのが、見えた。髪揃えた時にも見えたけど、気のせいだと思ったんだよ………でも」
「…ごめん、皆にはまだ話せないんだ。絶対話すから、今は…」
陽「…絶対だぞ」
「うん」
一つ頷いて、また走り出す。
？「…あれ？子猫ちゃんに…誰だっけ？そんなに急いで、どちらまデ？」
「！？」
陽「下がれ、A！」
？「んん？なんで、ししょ〜が悪者扱いされてるんです？」
「…あ、逆先…先輩？…と………」
？「ソーラーでーす〜！えっと、高森ちゃん！」
「あ、春川くんか…」
にっこりと笑顔を浮かべる、同じ1年生の春川 宙と今朝遭遇した、魔術師ｰ逆先 夏目先輩が、私達の後ろに立っていた。
「…先輩達、授業は？」
夏目「ん〜？まぁ、どうにかなるヨ。そんな事より、子猫ちゃん達は何をそんなに急いでたのかナ？」
「…いえ、関係ないこ」
宙「HuHu〜♪嘘はダメです〜♪」
陽「…」
夏目「…嘘？何を隠しているのかナ？」
「あー、もう………あんず先輩が、いなくなったんです。さっきまで一緒にいたのに…」
陽「…一人で、多分“誰か”に呼び出されていなくなったと、俺とAは思ってる」
…春川くん、なんで嘘だって分かった？
宙「あぅ…高森ちゃん、宙の事、不審に思ってるな〜？」
夏目「宙、あんまり喋りすぎちゃダメだヨ」
宙「はーい♪」
…うん、申し訳ないけど、今はスルーさせてもらおう。構ってたら先輩探せないし。
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鳴にゃん(プロフ) - 続きが早く読みたいです！ (2018年6月13日 2時) (
レス) id: 2cd54a0d30 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - 凉音さん» ありがとうございます！早速読ませていただきます！ (2018年1月13日 15時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - Hikaひかりさん» コメント返信、遅くなってすみません。修正＆話を更新しましたので、よろしければ、閲覧お願いします。応援ありがとうございます！亀更新なので、なるべく早く更新できるように頑張ります。 (2018年1月13日 15時) (レス) id: 7525bbf1f2 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - この話大好きです！所々名前が固定になってる気がします。直していただけると嬉しいです！更新頑張ってください！応援してます！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - りょうさん» コメントありがとうございます。中々本編を更新できず申し訳ないのですが、しばらくお待ちください！ (2017年7月3日 17時) (レス) id: 795dd6ee65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凉音 | 作成日時：2016年10月2日 23時
