強さの源 ページ37
乱「ちょっと、荷物持ってくれるならあたしのも持ちなさいよー。」
横で見ていた乱菊が口を挟む
ギ「なんでボクが全部持たなあかんの。それに、ボクのより乱菊の方が軽いやろ。そんくらい頑張り。」
乱「少しくらい良いじゃないのよ〜!ねぇA、あんたどう思う!?この扱いの差!」
乱菊は少し前を歩くギンをビシッと指差しながら不満を爆発させる
あ「え!?…どうって……う〜ん……
…も、持とうか??」←
乱「ホントに!?」(キラキラ
乱菊が目を輝かせる
ギ「あかんあかん!(汗) ボクがAの持った意味ないやないの!」
浦「みなさん、こちらッスよ。」
階段の下の方から浦原の声が聞こえてきた
……ナイスタイミング浦原さん!!
声のする方へ向かって行くと、広い岩場に浦原独自の穿界門が堂々と立っていた
あ「うわっ!私こういうの初めて見た!」
浦「作るのは結構面倒なんスけどねぇ。」
あ「そう言えば…なんで浦原さんがわざわざ…?死神なら簡単に門開けられるのに…」
浦「単純に、アタシが鴇崎さんにお目にかかりたかっただけッス。アタシの方からお願いしたんスよ。」
あ「そうだったんだ…なんか…ありがとう、浦原さん。」
浦原はフッと微笑むと門の柱に手を添えて言った
浦「さ、こいつの準備は出来てます!いつでも行けますよ。」
浦原のその言葉にギンが一歩前に出て、Aに言った
ギ「ほな……行こか、A。」
あ「…うん。」
乱「ちょっと、あたしは!?」←
あ「浦原さん!みんなによろしくね。」
乱「A!あんたまで無視する気!?」
浦「はい、どうぞお元気で。」
乱「…はぁ……もういいわよ…」
ギン、A、乱菊の三人は義骸から出て、穿界門の中へ進んで行った
浦「黒崎さんが着くまでの時間稼ぎとはいえ、あの藍染と一人で戦った……どんな強者になったかと思えば、小さくて、優しい……昔と変わらないお方だ…」
浦原はパンッと扇子を開いて口元を覆った
浦「…愛の力……
…ってやつッスかねぇ。」(ニヤニヤ←
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
断界の中を歩いていく
奥へ奥へと進んでいくにつれ、Aの胸は高鳴っていく
あ「懐かしすぎて……緊張して来た、かも…」
乱「懐かしいって、たったの一年じゃない。……ま、緊張なら向こうだってそうかもね。みーんなAが帰って来るってソワソワしてるわ。」
ギ「特にイヅルはな。」
三人で談笑していると、遠くで眩しく光る出口が見えてきた
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純 - 一言しか言えねぇ……しんどかったです (2018年9月12日 16時) (レス) id: cfb4ebe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 感動しました!!ギン素敵です。この作品大好きです(*´˘`*) (2017年9月13日 22時) (レス) id: f1cdc6bf1b (このIDを非表示/違反報告)
あかねっち - めっちゃくちゃ感動しました!(;_;)ギンかっこよすぎます!!また作者様の書くギンの小説読みたいです!!!! (2017年2月14日 1時) (レス) id: 7d3b3da003 (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - めっちゃ感動しました!号泣しました! (2017年2月4日 18時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - めっちゃ号泣しました(泣) (2016年8月15日 20時) (レス) id: 4e104a5374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わっふる | 作成日時:2014年6月11日 13時