少女 ページ11
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諸伏 side
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コードネームを貰った
組織の中にはゼロもいた
彼は半年前に突如公安から去った
どこかに引き抜かれたと噂で聞いたが本当だったようだ
今日は新たにメンバーに会う日
ゼロ、もといバーボンとライと約束の現場に行く
ジン「おせぇ」
銀髪の大男が唸るように言う
ベル「あら、まだ時間じゃないわ。そうカリカリしてちゃ嫌われるわよ？」
ウォ「姉貴、いつもはもう少し早いはずですがね」
どうやら新たなメンバーとは女性らしい
そのメンバーについてわかっていることはほぼない
コンピュータが得意であること
ほとんど組織に顔を出さないこと
他は、年齢不詳、職業不詳
コードネームすら分かってない
だから、性別がわかっただけでも収穫だ
？『あら、みんな揃ってるのね』
突如聞こえた女性の声
新たなメンバーか？
ベル「待ってたわよ、ジプシー」
ジプシーと呼ばれた女性を見る
？！
そこに居たのはまだ20にも満たないであろう少女
かなり妖艶な雰囲気をまとってはいるがおそらく未成年だろう
そっと目だけでバーボンとライの反応も見る
ライは相変わらずの読めない無表情
バーボンは何故か泣きそうな顔をしている……
ように見えたが、直ぐに戻った
なんだ？？何か知ってるのか？
その後、全くもってやりたくない任務を終わらせバーボンたちと帰る
スコ「なぁ、ジプシーって、いくつだと思う？」
バー「さぁ？興味無いですね。」
嘘だ、幼なじみをそう簡単に騙せると思うなよ
ライ「20、もっと幼いかもな」
スコ「やっぱり！そう思うよな！」
ライは俺と同じことを思っていたらしい
･
･
また別の日、ジプシーと任務に着くことになった
さて、あの人についてどれだけのことがわかるか
『なんでわざわざ、私が参加しなくちゃいけないの？？』
着いた瞬間ジプシーの声
どうやら誰かと電話しているよう
『……わかったわ。』
バー「こんにちは。早いですね。」
『そういうあなたは時間通りなのね？』
バー「ええ。この前にももう1つ任務があったので」
なんだか、この2人…… お互いを知ってるような雰囲気があるな
何者なんだ
続く
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作者名：ゆーり☆ | 作成日時：2020年6月22日 23時
