41 こんなの可笑しい ページ42
SS要素入りますー注意ー
ちょっとネタバレ含みますが、そもそもが捏造なのでそこも注意。
Aside
打ちひしがれた。
つらい、どうしたらいいか分からない。
私は強く思った。
でも、一番そう感じているのは彼らだ。
季節は冬。
風が冷たく肌を凍てつかせる。
頑張ってきた、紛れもない事実だ。
この日のためにどんだけの時間がかかっていたのか。
流した汗は何リットルに及ぶのだろう。
「Aちゃん、ここのパートの振りもう一回見てほしい」
日和とレッスン室で繰り返し繰り返し反復練習して、
「Aさん、あんたが本気で惚れてくれるぐらいの男になります」
ジュンの決意を聞いて…。
涙が溢れて止まらないんだ。
SSの会場から出ていく彼ら。
SSの会場のステージ上で肩を組む同級生。
なんだよ、これ…。
こんなことってあるのか?
「まぁ、誤算でしたよね」
「次のライブ、成功させなきゃね」
茨くんと日和の立ち直りは案外早かった。
いや、内心は分からないけど。
「俺っ……」
「……次のライブ、頑張りたい」
ジュンはちょっとつらそう。
凪砂さんも少し落ち込んでいるのかぼーっとするときもある。
秀逸学園の二人の部屋で集まる私達。
落ち込んでもしかたないんだ、次のライブも頑張らないと。
trickstarに負けた要因は努力や実力不足だからとかじゃないとこの目で見て確信している。
正直、頑張るって何?と聞きたくなる。
「天下取りましょう」
私はそう言い立ち上がって他の書類にも目を通した。
「なんか茨を見てるみたいだね、随分たくましいね」
「一緒にしないでいただきたい」
茨くんも立ち上がり私の近くでパソコンを開き始める。
「うわ、茨、失礼なこと言うっすね」
「違いますよ、悪い意味では言ってません、閣下、そこの書類を見といてください」
「うん、茨分かった」
次のライブに向けて、私はまた全力を注ごうとしていた。
最初はお掃除係だなんだと言われてたけど、
お掃除係はいつしかEveとEdenのサポートにつくぐらいの成長は出来ているのだ。
今更引き返せないこの青春の波にずっと乗っかっていたい。
SSなんて引きずっていられなかった。
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ふわむにゃ(プロフ) - ゆゆさん» 恐縮です…!有難うございます…(T_T) (2019年4月25日 18時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - めっちゃ面白かったです!おひぃさん好きなのですごく嬉しかったです!これからも頑張ってくださいね! (2019年4月22日 20時) (レス) id: 7a65a72ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» 有難うございます…!更新頑張りたいと思います。(^^ゞ (2019年2月9日 22時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 頑張ってください! (2019年2月9日 21時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわむにゃ | 作成日時:2019年1月27日 1時