皇帝勧誘 3 ページ9
生徒会長はすぐさま体制を整え、俺に問いかけてきた。
「随分と冷たいけれど、君にとってのメリットもあるんだよ?
まずfineにはこの僕、天祥院財閥と巴財閥の御曹司がいる。将来的にも何の不足はないだろう。
それに今僕達は沢山のドリフェスに出ている。
流星隊よりは、“アイドル”らしい活動も出来ると思う」
……アイドルらしい活動なんて、俺は求めてないんだよなぁ。
それに将来なんて、考える必要が俺にはない。
「……流星隊の三毛縞さんは、他のユニットの手助けなんかであまり顔も出していないようだし、守沢くんは実力がまだ足りない。
元々五人グループなのに三人で行っているのだから、ただでさえ大変だろう? 成績の問題もある。
それに正義を貫くという点では、fineでも申し分ない訳だし。
もう一度聞くね。fineへの移籍を、してくれないかな?」
先ほどの、愉快そうに見つめる姿とは打って変わり、真面目な表情でそう告げる天祥院英智。
fineへの勧誘。生徒会室へ呼ばれた時から、可能性の一部としては考えていたんだ。
生徒会の敵は五奇人。fineは四人。
ただでさえ人類を軽く凌駕する実力を持つ五奇人相手なら、人数差は無くしたい所だろう。
……まあ、アイドルとして戦うのかどうかは別として。
そんな中、実力……はまだ十分ではなくとも、それなりに頭も働き、さらには奇人達と仲のいい俺が現れたのだ。
……俺を仲間にしたら、少なからず奇人達も動揺を見せるだろうと、彼らは考えたのだろう。
まあ、仲間にはならないけど。
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詅(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時