金星杯 4 ページ6
しかし…参ったな。
彼らがここまですごいと思わなかった。
…いや、多少はこれからの未来を知っている俺は、贔屓目が入っているのかもしれないけど。
そう。俺は未来を知っているのだ。
この四人が、更に成長した姿を見せても──
──fineとは、互角なのである。
……あまり、流星隊や仲良くなった人の他には、肩入れするつもりはなかったんだけど。
せいぜい“幽霊”として、少し裏方から未来が変わらないように手助けするくらいのつもりだったんだけどなぁ……。
……本気で、彼らのために動きたくなっちゃうじゃないか。
「……詩央くん?」
「……先輩。アイドルって、一番こういう人達に似合うものですよね」
笑顔が似合う、応援したくなる四人だ。
殆ど主語は話さなかったけど、頭の良い彼は理解したのか、微笑む。
そして、四人を……いや、氷鷹北斗の方を見ながら、ポツリと呟いた。
「彼らは、この物語の主人公になることでしょうね」
……彼も、期待しているのかもしれない。
いずれ“悪”として、二度倒される先輩を思い浮かべながら、ふとそう思った。
道化の彼は、台本通りにしか動けない。
……でも、願うことは、できるから。
──この学院に、革命という風穴を開けてくれることを。
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詅(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時