新星目前 ページ43
詮索をしないでくれる佐賀美先生に、休学届けを出した後。
偶然通りかかったレッスンルームから、声が聞こえた。
……防音効果もない、かなり設備の少ない。
この学院では、新参ユニットが使うようなレッスンルームだ。
聞こえてきたのは、ガヤガヤと、青春を謳歌しているアイドル達の声。
「……ふむ。もう一度いこう。これではまだ、足りない」
「ひぇぇぇ……なんでそんなに体力あるの!?」
「あー……北斗、ちょっと休憩しようぜ」
「そうだよホッケ〜! 俺ちょっとお腹すいたなー!」
「ホッケ〜と呼ぶな」
あの日、俺が憧れた四人。
今は何者でもない、しかし……
……いずれ、アイドルの頂点に立つ、四人。
少しだけ、閉じられた部屋の扉に、手を置いた。
ポツリと、一言。
「……頑張れ、Trickstar」
──これで、この学院で済ます用事は、全て終わった。
だから俺は。
やるべきことを、やりに行こう。
*****
「…ん?」
先程まで仲間内で騒いでいたスバルは、突然入り口の方を振り返った。
「ど、どうしたの明星くん?」
「いや……なんか…」
気のせいだろうか、しかし。
「応援された気がした!」
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詅(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時