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流星ブルーの誕生 3 ページ22

見極めるかのように、じっ…と俺達を見つめる。

そして、ポツリと呟いた。


「『あく』のぼくは、『ひーろー』にはなれませんよ…?」

「違うっ!」


そんなことない、と俺が反論する前に。守沢先輩が、大きく叫んだ。

それは、ヒーローを慕う少年のようで……子供に真実を告げる、大人のようだ。


「お前は、悪などではない! 大切な末っ子を守ろうとした、紛れもないヒーローだ!」


日々樹先輩がfineと戦う時に俺達が見たのは……逆先くんの頭を撫でながら、その悪意から守ろうとする、深海先輩の姿だ。

──優しい優しい貴方は、悪なんかじゃない。


「ぼくが……ひーろー」

「ああ。だからどうか…俺達と共に、一緒に夢ノ咲を救ってほしい!
俺は、みんなが笑えるような世界を創りたいんだ!」


先輩の言葉は、ただの戯言と捉える人もいる。
でも、それでも。

心に、熱が通る言葉だから。


「──みんな『えがお』でいられる、そんな『せかい』に…。
ぼくも、いていいんですか…?」

「勿論です。……流星ブルー」


その言葉に、流していた涙を強引に袖で拭った先輩は──。


──そのまま、俺達二人の手を握った。


「えへへ……りゅうせいぶるうですか…♪
よろしくおねがいします、しおう、れっど」

「千秋でいいぞ、奏汰。……いや、流星ブルー!」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」


そのまま、陸へと上がる。
俺達がヒーローになると同時に、夢ノ咲に革命を起こす……その、一手となるために。


「まずは……大事な仲間の願いを聞き届けて、奇人の人達を救いましょう!」

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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