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流星ブルーの誕生 2 ページ21

「しおう…! ……おねがいです、どうか。
──ぼくを、ぼくたちを、たすけてくださいっ!」


海についた途端、悲痛な声が聞こえた。
俺の名を呼ぶその声は、紛れもなく、深海先輩の声だった。


──人に頼ることをあまりしない先輩の、心からの声。
それに応えなくては、俺はヒーローとは、決して言えない。


「…守沢先輩」


伺いを立てるように隣にいた先輩を見つめれば、彼は真面目な表情で、静かに頷いた。


「……理、行くぞっ!」

「はいっ」


そして俺達は──海へ、飛び込む。


「……え…」


目を見開き驚いた彼を他所に、そのまま安心させるように。笑顔で…告げる。

俺達の、名乗りを。


「──白い炎は真理の証! 意味ある生を謳歌しようっ! 流星ホワイト、理詩央!」

「──赤い炎は正義の証! 真っ赤に燃える命の太陽! 流星レッド、守沢千秋…☆」


未だ混乱の渦の中にいる先輩。
彼に向かって、俺達は静かに、手を差し伸べる。


「先輩。ヒーローが、貴方を助けに来ました!」

「深海、俺達の手を取ってくれ!」


俺達を交互に見つめる先輩は、やがてポツリと、呟いた。


「しおう……それから、りゅうせいれっど…?」


どうして、と唇が震えた。
どうして、ここに来たのかと。


──貴方を救いに来たに、決まってるじゃないか。


「──ねえ、先輩。海は確かに優しく温かいけれど、俺は先輩と一緒にいたい。」

「どうか、俺達と共に、歩んでくれないか?」


海に、一人でいないで。
一緒にいさせてほしい。

貴方も俺の、恩人だから。大事な人だから。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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