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身代わり 1 ページ17

……幽霊として、俺達は奇人のために暗躍した。

そんな大したことはできないけれど、誰にもバレないように奇人達の噂を改竄して良い方向に持っていったり……なるべく奇人の人達と会うようにしたり。


そんな中、今までずっと海外にいた朔間先輩と三毛縞先輩が、突然帰ってきた。


……けれどもう、遅いんだ。


そろそろ──最終決戦だから。


「……詩央さん」

「三毛縞先輩」


周りに、人のいない噴水の前。そこで俺は、三毛縞先輩に呼び止められた。

申し訳なさそうに、けれど覚悟を決めた目で、俺達は対面する。


「……言いたいことは、分かってますよ」

「……すまないなあ…」


……彼はきっと、朔間先輩の代わりに、姉妹校の動乱を収めにいくつもりなのだろう。

──流星隊を、辞めたとしても。
彼は、それでもヒーローの一員だから。


「守沢先輩には、伝えたんですか?」

「今から伝えに行く。……詩央さんには、迷惑ばかりかけてしまったなあ」


何を言うんだか。
俺を流星隊にしてくれた、先輩の一人なのに。

むしろ、勝手に夢ノ咲を引っ掻き回してしまった、俺の方が謝りたいくらいなのだけれど。


「……朔間先輩の、身代わりになるつもりですか?」

「ああ。……せめて、最後ぐらい。仲間と共に、居させてあげたいんだ」


……はあ…。


「貴方も、俺の仲間のつもりなんですけど…?」

「心満意足! それは……嬉しいなあ…」


そういって純粋な、高校生らしい笑みを浮かべた先輩。
──先輩も俺にとっては、まだまだ子供なんだよ。

ママと自称して、その優しさで君はみんなを包み込もうとするけれど──たまには。

たまには、人に頼ってほしいよ。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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