ヒーローと出会った 4 ページ16
「あ、あれ? 気付いてたんですか?」
「何となくだが、前に理と三毛縞さんがブルーについて話していただろう?
深海については俺も最近知ったんだが…何となく、ブルーに似合いそうだと思ってな。
あと三毛縞さんと幼馴染みらしいし」
……察しがいいなー。流石、周りをよく見ている。
あと多分、幼馴染みって深海先輩に言ったら怒られると思う。
──“ブルーに似合いそう”か。
この学院で、天祥院英智の思惑を知らない殆どの人は、五奇人に対して悪感情を少なからず持っている。
けれど、先輩は……彼を、仲間として考えたんだ。
「先輩。……五奇人について、どう思ってますか?」
「……奇人、か。俺がれっきとしたヒーローならば、あいつらを救ってやりたかったが…。
俺にはまだ、力が足りない…!」
悔しそうに、ただ告げる。
──その気持ちだけで俺は嬉しいし、彼らも嬉しいと思うんだ。
やっぱり先輩は、五奇人が悪じゃないと気付いて……信じていたんだ。
「……じゃあ、俺と一緒に、彼らを救ってくれませんか?」
「……理と、共に?」
一つの計画を、打ち明ける。
表立って動けない俺達が、それでも、彼らを少しでも救うために、出来ること。
……ロビンフットとして動いてた彼らがいるならば、俺達だって暗躍してもいいよね!
「──………どうでしょう?」
「……やろう。俺達は、流星隊だからな!」
そして、二人で。
戦友に向き合うように……拳を、付き合わせた。
決意を、秘めた瞳で。
237人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
詅(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時