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ヒーローと出会った 2 ページ14

俺は昔、正義感が強いだけの子供だった。
悪いものは悪いといい、良いものは良いと正直に言っていたんだ。
……だけど、現代社会においてそれは美徳ではない。

ただの、空気の読めない奴だった。


「まあ、中途半端に正義感が強い奴なんて、邪魔なだけでしたよね。
正義と悪は紙一重。+とーを両立させて人は生きているのですから」

「……そう、かもな」


ええ。それで俺は、そのうち正義と悪を履き違えるようになった。
……正義より喜ばれる悪なんて、どちらを求めればいいか、分からないじゃないか。

流石に非行に走ってはいないけれど、まあ。
……周りが良いことをしても、悪いことをしても気にしない。ただの傍観者になってしまったんだよ。


──そんな時、流星隊と出会ったんだ。


「最初はむしろ、一番嫌いなユニットでしたねー…。正義なんて、貫き続けられるわけがない、と」

「……ああ」


だが、DDDで、その感情は変わった。
──彼らは、本当にヒーローだったから。

孤独な少年を救うべく、その少年に気付かれなくとも命の炎を燃やす……戦士だったから。


「すごいなあ…って、尊敬しました。
俺は、諦めちゃったことだから」

「……その世代の流星隊は…本当に強かったんだな」


ポツリと、先輩が呟く。
流石に二次元だってこととか、未来のこととかは話せないから、誤魔化すために先代として話すしかなかったんだけど。


「……そうですね。本当に、とても強い人達でした」


そう答えた瞬間。先輩が、まるで絶望したかのように俯いた。
……?


「……理は流星隊に憧れて入ったのだな。
だが、俺は、その先代のように強くもない。
お前は俺に──失望したか?」


──バカだなあ。
失望なんてしない。俺を救ってくれたのは…先輩なのだから。


先輩がいたおかげで、俺は恋人との接点ができた。
恋人がいたおかげで、俺は生きれた。
あなたと恋人のおかげで、俺はこの世界にこれたんだ。


絶対に、俺は、貴方に失望しないよ。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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