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皇帝勧誘 6 ページ12

「詩央!!」


生徒会室を出て、少し歩いたところで逆先くんに話しかけられた。
……どうやら急いで俺を探していたようで、息を切らしている。


「ん? 逆先くん…どうしたの?」

「どうしたのじゃないヨ!! あの生徒会長に呼び出されたって聞いたけド、大丈夫なノ?」


ああー。それを心配してたのか。
まあ、Valkyrieも彼にやられた後だしな。


「あははは。別に大丈夫だよー。ちょっとfineに誘われただけだから、すぐ断ったし」

「……ハァ!?」


目を丸くして動きを止めた逆先くん。
それに微笑んで、俺はまた歩き出す。


……とりあえず。これ以上生徒会に目をつけられて、流星隊に被害が及ばないように。
しばらくは表立った行動はやめようかな〜とか、考えながら。



*****



「……理、詩央くん。彼は一体……」

「…さあな。アイツの考えることは、俺にもよく分からん。」

「でも敬人は、そんな彼を信頼してるんでしょ? ……別にそんな不快な顔をさせたい訳じゃないんだけど」

「……まあ、よくも悪くも、アイツは一途だ」

「そう。……扱いにくそうだなぁ」


───けれど、言葉とは裏腹に。

皇帝は、誰もが見惚れる完璧な笑みをつくる。


「さて……そろそろ僕も、本格的に動き出そうかな」

「そうか。……貴様の思うまま、好きにやればいい」

「うん。ありがとう、敬人」

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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