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皇帝勧誘 5 ページ11

「次の理由ですが……」


思考を切り替える。俺がここへ来たきっかけを知らないあなた方は、ちんぷんかんぷんなのだろう言葉を紡ぎながら。


「流星隊は確かに人数も少ないですし、正義を売りにしているユニットなので、他の手助けに行っている時もありますが……。
一人、新メンバーにと誘いたい人がいるんですよ。
──深海、奏汰先輩です。」


その瞬間。
余裕の表情だった天祥院英智は、一瞬だけ、動揺を見せた。

……マズい、とでも思っているのだろうか?


深海先輩は、生徒会が一番手を出し難い奇人…といっても過言ではない。
家が夢ノ咲の土地と深く関わっていて、なおかつそこの“生き神様”。
まあ俺も詳しくは知らないけれど……。

ここでは深海先輩の名前を使わせてもらったが、そもそも勧誘すらまだしてないし。
それに、生徒会対策に誘うわけではないのだから、今すぐに仲間に引き入れたい訳でもない。


……単純に、あの先輩には。

海のように真っ青な、流星隊の衣装が似合うと知っているから。
“正義”という言葉が似合うと、知っているから。

だから…俺は誘いたいんだ。


「……最後に。俺に未来は必要ありません。この夢ノ咲学院で、俺が思う青春を送れれば──俺は、幸せですから」


例え誰にも気付かれない幽霊でも。別に構わないんだよ。

俺に生きていく力をくれた流星隊。
俺に生きていく心をくれたあの子。
俺に生きていく術をくれた神様。


その人達のために、俺はこの二年という人生を使うから。
それが俺にとって……人生を謳歌するということだから。


「だから……俺はfineには入りません。それでは、失礼します」


椅子から立ち上がり、一礼。
これ以上の反応は、別に見る必要はないだろう。

何を言われても俺の意思は動かない。向こうもそれに気付いたはずだから。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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