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王からの届け物 ページ2

ルカさんに、多少の顛末を伝えた──その、次の日のことである。


「……失礼します。瀬名先輩はいらっしゃいますか」


やってきたのは二年の教室。
前の時とは違い、用があるのは瀬名泉なんだけどね。


「あれ……アンタこの間の……。
何、あのバカ殿に用じゃないの?」


またもや偶然扉の前にいた瀬名先輩は、首を傾げた。
まあ確かに、瀬名先輩と繋がりもない俺がくるのは不思議なのだろう。


「いえ、瀬名先輩に用があって。えーっと……月永先輩からなんですけど」


その言葉に、彼は表情を変えた。
まあそうか。確か、fineに敗れた日から一切連絡を取れていないと聞いている。

ふと、視線を感じる。
……視線の先は、面白そうにこちらを見る天祥院英智の姿。

そういえば、同じクラスだったか。


「……これ。あなたに渡してと頼まれた物です」


そういって、楽譜を渡す。
先輩も、彼が作ったものだと気がついたようで。
……大事そうに、その紙束を抱きしめた。


「……うん、ありがと。理詩央だっけ?」

「はい。それと、knightsの皆さんに伝言です。──『必ず戻る』と」


その言葉を伝えると、彼は、ほんの少しだけ、瞳を潤ませる。
だが、それを堪えるかのように、唇を噛み締めた。


「っ……そう、分かった。理……トワくん。ありがとう」

「トワ? ……いえ、どういたしまして。それでは」


knightsの人に渾名をつけられるのは決定事項なのか…。


そんなことを考えながら、教室を出る。


面白そうにこちらを見つめる一人の姿に、気付かないフリをしながら。

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(プロフ) - 一期雨楽♪さん» こんにちは。泣きそうになるくらい嬉しいお言葉でした。私の書く話で誰か一人でもあんスタ!の世界を好きになってくれるのなら、それ以上のことはありません。今は更新ができていない状態ですが、必ず続きを載せますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: a7c8dc252c (このIDを非表示/違反報告)
一期雨楽♪ - わたしは・・・・この小説を見て、あんスタを知り、どんどん調べていって流星隊推しになりました。見つけれてよかったとおもいます。ありがとうございます!! (2019年7月16日 20時) (レス) id: a5d56a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうこざいます!理くんすごいですよねー…。作者の私でもたまにハイスペックだなあと思ってしまうこともありますし。応援ありがとうこざいます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 夢主くんの性格に惚れました!!更新楽しみにしてます!微力ながら応援させていただきます♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!楽しんでいただける方がいると、こちらもやりがいが出るので嬉しいです。 (2017年12月27日 2時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詅 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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