6 ページ6
と言うのも異界で採取したモノばかりで、加工も少し手伝わせてもらった。
……ちなみに、その指輪について
ーーーまぁそれはまた、いつか語ろうと思う。
『そう言えば、結局どこに居るんだろうね。残党。』
零「…元々は巨大な組織だったからな。俺にも容姿や性別すら分からないのが難点だ。」
『最悪、名前まで無い雑魚だったら厄介だよね〜。』
よく分からないが、どうやら名前無しだと何かしら問題があったりするらしい。
名前を付けられる=幹部として認められる
みたいな方式らしい。
『今の所、なんか行動を起こしてないのが幸いだな。』
零「油断は出来ないけどな。」
ゆっくり、ゆっくりと陽が沈む。
段々と校内からは人の声が聞こえなくなり、まるで迷宮に入り込んだような錯覚を起こす。
『……絶対、捕まえないとね。』
零「ああ。」
私達の声は下校時刻を告げるチャイムに掻き消された。
ただ、ほんの少しだけ。
あのバカ騒ぎしてる奴らにもし危害を加えたら、私も零さんも手加減なんてしないんだろうな…。
と、朱く染まりつつある空を見上げて思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして身体検査当日。
《だだいまから、身体検査を実施します、生徒の皆さんは各校舎の保健室へ移動してください。》
朝っぱらから人込みに揉まれていた。
ハ「それで？作戦のフォーメーションAって何？」
『は？何ソレ。』
何そのベッタベタな作戦名。
今時、
馨「暁と安室先生が先帰った後に考えた作戦。」
『もう名前だけでイヤな予感しかしない。』
既に頭が痛くなるが、敢えてスルーしておこう。
ハ「第一この桜蘭の身体検査ってなんなの？」
光「身体検査はどこでも身体検査だよ。」
馨「こうゆうのに貧富の差があったらマズイんじゃない？」
ハルヒ「まあそれもそうだね。」
…の割には人多くない？
三人より前に進んで扉に手を掛けてから、ふとそう思った。
ガチャリと扉を前に押した刹那、私とハルヒは絶句した。
何故なら100人は超えるのではと言う程の看護婦さん、そして医師がにこやかに「いらっしゃいませ。」と迎えてきたからだ。
床には深紅の絨毯が敷かれていて、室内はこの間の大広間くらい広いんじゃないか…これ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斑にゃんこ先生 - なるほど ログイン出来たおりに登録を 夢と現実 現実であり夢 希望 色々興味深く読ませて頂きました 生活感のあるのもいいなぁ (2021年7月28日 1時) (
レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは コナンのはふむふむ登場人物が一致しました さて 本編はれんげの出現でわちゃわちゃになるのかな？ (2021年7月25日 21時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんにちは♪ 桜欄を知らないわたくしは 花より男子を思い浮かべたりしながら 楽しんでます ハルヒちゃんかわいいですね (2021年7月24日 15時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
四條暁(プロフ) - 斑にゃんこ先生さん» こんばんはー！お疲れ様です(^^ゝ課題は終わったので大丈夫ですよ！今回もコメントありがとうございます(*’ω’*) (2021年7月19日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは今は課題に頑張ってるかしら 女性だとバレて あっコナンの名前とか出てきたりで 頭に浮かびます 桜蘭も知ってればよかったなぁ (2021年7月19日 0時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四條暁 | 作成日時：2021年2月5日 5時
