44(ここからは普通に戻ります) ページ44
ーー…翌日。
眠い目を擦って学校に行くと私は唖然とした。
……何故なら、双子の頭の色がピンクと青に変わってたからだ。
『え、何あれ。』
しかも双子は教室にある物を手当たり次第に投げ合っている。
え、なに？喧嘩でもしてんの？？
ハ「あ、暁。おはよ。」
『はよ。なぁ、あの二人どうしたの？』
ハ「暁と安室先生、昨日先に帰ったでしょ？あの後にね二人が言い合いして絶交？したみたい。」
ハルヒの説明だけだとよく解らないが、二人が険悪なのは窺えた。
『はぁ…取り敢えずお前らそこまでにしとけ、他の人が困ってるだろ。』
光/馨「「だってコイツが！…真似すんな！！」」
スゲェ……ハモってる。
グルグルと威嚇しながら睨み合う二人に私は一種の尊敬すらした。
…しかし、寝不足には辛い。
『あ”ぁ〜…ハルヒごめん、先生来るまで少し寝てる。』
ハ「え、具合でも悪いの？大丈夫？」
『へーき。ただ、昨日は色々と疲れてねぇ〜…。』
あくびを噛み殺して机に突っ伏す。
腕を枕にして目を閉じた。
別に零さんに頼まれた仕事が疲れたワケじゃない。
……ただ、あの後の零さんがスゴかった。
家に帰ったらすぐさま「あの男が触れたドレスを脱いで消毒しないと。」なんて言い出してお風呂へ直行。
その後は「いくら仕事でも僕以外の男には触らない、近寄らない。解ったか？」とお説教。
ようやくお説教が終わったと思ったら宿題を済ませてなかった事に気が付き、もう大慌てよ。
結局、寝れたのは3時頃。
私にしては夜更かしし過ぎたワケだ。
しかも未だにアルコールが抜けきれてなくて若干二日酔いだし。
ハ「もし辛かったら言ってね？」
『ん〜。ありがと。』
後ろの席でそう声を掛けるハルヒに手を振り、私は小さく溜め息を吐いた。
ーーあの時、あの男が言ってた“彼女”って誰の事なんだ？
あの後分かった事だけど、あの男は“彼女”とやらには詳しくないらしい。
黒の組織に所属していて、未だに警察の目を掻い潜ってるとしか噂で聞いた事がある程度とか。
『はぁ……これ一筋縄じゃいかないヤツ。』
また一つ、溜め息が溢れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斑にゃんこ先生 - なるほど ログイン出来たおりに登録を 夢と現実 現実であり夢 希望 色々興味深く読ませて頂きました 生活感のあるのもいいなぁ (2021年7月28日 1時) (
レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは コナンのはふむふむ登場人物が一致しました さて 本編はれんげの出現でわちゃわちゃになるのかな？ (2021年7月25日 21時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんにちは♪ 桜欄を知らないわたくしは 花より男子を思い浮かべたりしながら 楽しんでます ハルヒちゃんかわいいですね (2021年7月24日 15時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
四條暁(プロフ) - 斑にゃんこ先生さん» こんばんはー！お疲れ様です(^^ゝ課題は終わったので大丈夫ですよ！今回もコメントありがとうございます(*’ω’*) (2021年7月19日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは今は課題に頑張ってるかしら 女性だとバレて あっコナンの名前とか出てきたりで 頭に浮かびます 桜蘭も知ってればよかったなぁ (2021年7月19日 0時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四條暁 | 作成日時：2021年2月5日 5時
