バレンタイン特別企画！【セリフだけでシチュエーションを考えろ！！】(オチなし！勢いだけです！) ページ17
セリフNo.1【なぁに？怖いの？】
〜なんかの事件に巻き込こまれて爆弾を処理する感じです〜
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ピッピッピッピッと、規則正しい電子音が響く。
私がぼーっと天井に空けられた風穴を見上げる。
穴からはイヤに綺麗な夜空が見え、私は今世紀最大の溜め息を吐く。
半壊したビルには私達しか居らず、夜風が生ぬるく感じた。
『そちらはどうですか〜？』
零「…今の所、順調だ。」
背中を合わせた態勢で零さんに尋ねると、緊張してる返事が返ってきた。
ただ単調に、プチリとコードを切る音とお互いの呼吸音が聞こえる。
『私さぁ〜、帰ったらグラタン食べたい。チーズ乗せまくったヤツ。』
零「…ふっ。良いな、なら俺は寿司だな。」
『サーモンとエビは？』
零「好きなだけ頼みなさい。」
何とはなしに、私は空いているであろう零さんの左手に手を重ねる。
文句も何も言わず、零さんが指を絡める。
私は強く握り返し、目を閉じた。
ドクンドクンと、力強くて早い鼓動が聞こえた。
『ーー零さん。』
不意に優しく彼の名前を呼ぶと、背中越しに零さんが息を詰めたのが分かった。
私は目を閉じたまま、
冷たい瓦礫や、剥き出しになった鉄骨も見るのを止めて私は愛しい彼の気配を噛み締める。
『なぁに？怖いの？？』
茶化し交じりにそう聞くと、零さんが電子音を遮るように小さく笑った。
零「ハッ！怖いなんて有り得ないさ。君が……真琴が側に居るなら、爆弾だろが何とも思わない。」
『その意気だよ。さっさと帰って、寿司とグラタン食べよ？』
私がそう投げやりにエールを贈ると、零さんは「任せろ。」と呟いて解除の続きを再開する。
電子音なんて雑音にしか感じず、ただ愛おしい人の鼓動を聞き続けた。
〜END〜
バレンタイン特別企画！【セリフだけでシチュエーションを考えろ！！】その2→←16
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斑にゃんこ先生 - なるほど ログイン出来たおりに登録を 夢と現実 現実であり夢 希望 色々興味深く読ませて頂きました 生活感のあるのもいいなぁ (2021年7月28日 1時) (
レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは コナンのはふむふむ登場人物が一致しました さて 本編はれんげの出現でわちゃわちゃになるのかな？ (2021年7月25日 21時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんにちは♪ 桜欄を知らないわたくしは 花より男子を思い浮かべたりしながら 楽しんでます ハルヒちゃんかわいいですね (2021年7月24日 15時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
四條暁(プロフ) - 斑にゃんこ先生さん» こんばんはー！お疲れ様です(^^ゝ課題は終わったので大丈夫ですよ！今回もコメントありがとうございます(*’ω’*) (2021年7月19日 0時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
斑にゃんこ先生 - こんばんは今は課題に頑張ってるかしら 女性だとバレて あっコナンの名前とか出てきたりで 頭に浮かびます 桜蘭も知ってればよかったなぁ (2021年7月19日 0時) (レス) id: 329a49738f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四條暁 | 作成日時：2021年2月5日 5時
