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朝ごはん兼お昼ごはんをミンギュと作って、用意して家を出る。
何も言っていないのにミンギュはまた髪の毛を巻いてくれた。
「これね、ヨシンモリって言うんだよ」
『ヨシンモリ？女神？』
「そう、女神みたいな髪の毛」
へえ、たしかに、女神みたいなゴージャスで清楚なふわふわ。
『わたしも練習しようかな』
「いつでもおれがやってあげるよ」
『ミンギュ離れ出来ないじゃん』
「だめなの？」
『いいけど』
着替えて家を出る。眼鏡も大切に箱に入れたまま。
「眼鏡直ったら、戻すの？」
『どうしようかなあ』
「コンタクト楽でしょ？」
『うん、それはたしかにそう』
「そのままコンタクトにしなよ、外出るとき」
たしかにもういいかもしれない。何日か眼鏡なしで過ごして、慣れた気もするし眼鏡がないと視界も広くて楽だった。
『そうだなあ』
そんなことを話しながら眼鏡を修理に出して、数日かかるらしいのでそのまま預けてお店を出た。
「ヌナ、カフェ寄って行こう」
『いいよ』
ふたりでカフェに入って、クリームの乗った飲み物を頼む。
「ヌナそれすきだね」
『これがいちばんおいしい』
「おれの新作のもおいしいよ」
『ちょうだい』
あ、確かにおいしい。ミンギュもわたしのを一口飲んでいた。
『あ、ほんとだおいしい』
ガラス張りのカフェから外をぼーっとふたりで見ていると。
「ねえヌナ、あれ…」
ミンギュが言葉に詰まって止まっているので、ミンギュの視線の先を追う。
そこにいたのは、ユンジョンハンと、可愛らしい女の子だったから、冷水を浴びせられたみたいにどきっとした。
カフェの前を通り過ぎて行くふたり。あれが美男美女って言うんだなって思うようなふたり。
楽しそうに笑っていて、通り過ぎる時に一瞬だけユンジョンハンと目があった気がする。
「ヌナ…」
わたしより何倍も悲しそうな顔のミンギュを見るとなんだか笑ってしまって、早鐘のように打っていた心臓も少しだけ落ち着いた。
「ごめんヌナ…」
『大丈夫だよ。なんでミンギュが謝るの』
「今日おれが誘ったから…おれが見つけちゃったから…」
『ミンギュ、見ても見なくても事実は事実だよ』
大丈夫だよ、とミンギュの手をぽんぽんと叩いたけど落ち着いてはいられなかった。
ほら、やっぱり。彼はわたしのことなんてなんとも思っていない。
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f - このお話何回も読んでるけど毎回キュンキュンが止まらなくて本当に大好きです…！素敵なお話ありがとうございます！ (2021年7月30日 15時) (
レス) id: f47bd03f70 (このIDを非表示/違反報告)
hanihaniてんし - キュンキュンしました！ハニペンとして、とても嬉しいお話でした！ありがとうございます~！ (2019年12月31日 16時) (レス) id: 528189e27f (このIDを非表示/違反報告)
ににに(プロフ) - ウォヌ ペンとしてちょっぴり切なかったけど、めっちゃきゅんきゅんしました (2019年8月28日 0時) (レス) id: 7eaeb151a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 私が評価ボタン押したら点数？が10になりました!!星全部埋まるってスゴい人気なんですね♪私もお話書いているので、参考にさせてください!!お話、最高です!! (2019年8月17日 14時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ボボベイビーさん» コメントありがとうございます。陰ながらの応援、ありがとうございますとても励みになりました＾＾ジョンハンさんとの番外編、楽しみになさっていてください！ (2019年7月31日 17時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年7月8日 8時
