閑話 ページ5
来たわね、ロックハート。
皆がロックハートに向けて歓声を上げる中、アンだけは面白くなさそうにロックハートを見ていた。
アンの今年の目標は、ロックハートに気に入られることだ。もちろん、目的は……。
ロックハートに付き纏われて、スネイプに助けを求める……そして。
大丈夫だ、我輩が側にいるってスネイプに言われるのよ。そして2人きりの部屋で……。
アンは、ふふっと1人不気味に笑った。
スネイプはなんだか悪寒を感じて、ブルリと身を振るわせる。
隣で食事を摂っていたロックハートに、
「おやおや、如何なさいました?」
と笑顔を向けて問い掛けられる。
悪寒の理由……。それは決して隣のロックハートの振る舞いからではないだろう。
もっと別の、ロックハートよりタチの悪い何かだ。
スネイプはチッと舌打ちした後に、悪寒を掻き消す様に食事を再開した。
***
○夢主がロックハートに付き纏われて、スネイプに庇われて2人きりの部屋で……という展開がよくありますよね夢小説で(嫌悪感増し増し)。
アンはそうなろうと思い込んでいる訳です。
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作者名:カプチーノ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shazam03271/
作成日時:2020年6月14日 8時