検索窓
今日:6 hit、昨日:14 hit、合計:8,257 hit

フェンリル ページ31

医務室でのアンとの話し合い後、Aは寮に戻るべく庭に面した廊下を歩いていた。


ふと庭の方に目を向けると、そこに1匹の動物がちょこんと座っていた。


それは犬でもなく、猫でもない。


「フェンリル?」


ファンタジー物語によく見る、狼の様な動物を見てAは呟く。


駆け寄ると、フェンリルは黒目がちな瞳でじっとAを見上げて来る。


フェンリルの体毛は、白で目は黒だった。


「ねぇ、貴方何処から来たの?」


フェンリルに尋ねるが、もちろん答えなんて返って来るわけないがない。


誰かに知らせないと、と背を向けたところで低音のあるどこか耳に残る声が耳朶を打つ。


「その必要はねぇよ。何せ、ここは俺の母校だからな」


振り向くとそこには、先程フェンリルがいた場所に1人の男が立っていた。


黒の衣装を纏い、黒色の髪を後ろに束ねた男性だ。


Aが貴方は? と疑問を投げつけると、男は答えた。


「俺の名前は、スカビオールだ。アニメーガスは、フェンリルで職業は人攫いだ」


スカビオールと名乗った男は、Aを不敵に笑って見下ろした。

スカビオール→←取り零す



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.4/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:ハリーポッター , , トリップ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カプチーノ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shazam03271/  
作成日時:2020年6月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。