その道の先へ－炎のゴブレット① (ページ2)

今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:5,419 hit

ドレスを買いに(1/3) ページ2

ホグワーツから帰って来て、夏休みも後半に入ってきた朝。

窓を軽く叩く音でAは目を覚ました。

起きて窓を見ると、手紙を何枚か加えた梟がこちらを見ていた。

側で眠っているフォウを起こさず、彼女はそっと窓を開ける。

梟にお礼を言おうとしたのだが、外国から日本まで飛んで来て疲れたのか彼女が手紙を受け取るや否や、さっさと飛んで行ってしまった。

手紙は2枚。1枚はホグワーツからで、2枚目はハンナからだ。

ベッドに腰掛け、Aはまずハンナからの手紙を開く。

『A、今月ホグワーツで必要な物を買いがてら、ドレスを一緒に買わない？
今年、何に使うのか分からないけど、ホグワーツに必要な物にドレスが記載されていたの。
返事を待ってるね。もし既に持っていたら、ごめんね。
どっちにしろ、返事を待ってるから！』

手紙を読み次に、ホグワーツからの手紙を開ける。

そこにはハンナが手紙に書いていた通りに、必要な物にドレスが記載されていた。

指定書きが無い為、恐らくどのドレスでもいいのだろうが。

ドレス、か……。